【1話め】ぼく誰?どんなズボン?

往復書簡企画にあやかりまして……。

拝啓 らくさんへ

 こんばんは。西日本の地方都市の一軒家の二階から。窓を半分開け放して蛙の鳴き声を聞きながら書斎でタイプしてます。ホットミルクを飲みながら書こうと思っていましたがすでに飲み干してしまいました。おいしかったです。

僕は普段はnoteを書くときはにわとりに憑依されているのですが、この書簡を書くときだけは正気に戻ることを許されました。にわとりから。なので、この書簡への返答以外での受け答えは全てにわとりが行います。あらかじめご了承ください。

 さて、前置きはこれくらいにして、続いては諸注意です。往復書簡と題してるので、らくさんからの返答を前提に書いてます。しかし、返信はなくても構いません。もちろん、返信してくれたら超嬉しいですが、僕の嗜好が反映されたこの書簡は、返信はおろか、最後まで読むことも困難かと思いますので。僕の嗜好は、紆余曲折、骨折り損、車輪の再発明、ライト誘導されたプラナリアの退屈由来のスーサイド、です。

 さて、諸注意はこのくらいにして、続いては自己紹介です。僕は20代男性で地方都市在住です。機械メーカーで機械設計のお仕事をしています。車通勤です。性格は真面目で優しいと言われます。ある程度仲のよい友人たちからはズレてる、鼻につく、人間味が感じられない、と言われます。外見はそんなに悪くないのではと思っているのですが、妻からは、外見?……やっぱり優しい人が一番だよ!、と言われたことがあります。前に、行きつけのバー(お酒呑むところ)で、バーテンダーさんから、サッカー日本代表の長谷部に似てるよ、と言われたことがありますが、隣に座っていた男性が、長友に超似てたので、その影響が大きいのではないかとにらんでいます。

 さて、自己紹介はこのくらいにして、続いてはこのタイトルの説明です。ぼく誰?どんなズボン?と手紙に書かれると、意味不明だな!、とか、クスリやってんのか!とか思われそうですが、そんなことはありません。最近、息子がよく見ているスポンジボブの名オープニングソングから引用しています。なんてキャッチ―でワクワクするフレーズなんだと感心したので使ってみました。なんでこのタイミングで往復書簡のタイトルで使うんだと言われると僕にはわかりません。

 ……はい。本題です。らくさんの往復書簡の記事をみて、やってみたい!と思い、立候補させていただきました。なぜやってみたいと思ったのか、というと、僕はドキドキすることが好きだからです。宇宙兄弟(漫画)のシャロン博士も米澤穂信(小説家)の著作でも云ってましたが、ドキドキする方に突っ込んでいくのがいいんじゃないかと思います。突っ込んだ次第です。では、なぜそれにドキドキしたのかというと、自分のディティールを長文で示すということは、自分の深いところでの思考を誰かに開示すること、そして、それは危険なことだからだと思います。否定されたら辛いし、否定されなくても自分で自分のヤなとこ勝手に見えてきて不貞腐れることもあるでしょう。そして、その危険な行為がドキドキするのです。ちなみにこれはフロイトかアドラーが言ってたと思います。そういえば。

 嫌がらせじみた長さになってきましたが、さっきのセンテンスで本題に入るのに失敗しました。自分的には頑張ったんですけどね。いや、なかなか入れないもんですね。本題。……あ、もうこんな時間だ。それでは、お返事を楽しみに待っております。

敬具

吉村にわとり

追伸

気づきました? 最近、名前変えたんですよ!

最後まで読んでくれてありがとー