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即開始・即改善



正解か不正解か、白黒はっきりさせると単純に気持ちの良いものだと思います。気持ちの整理もしやすく、理解しやすいことだと思います。集団の中で説明や指導するときや試験の点数をつけるときに白黒が分かれていれば、楽に結果を反映させることが出来ると思います。

人間が別の個体同士なので考え方や生活環境や性格など相違点が数多くあります。お互いが完全に納得することはないのが当たり前です。納得のいくグレーゾーンを探り合って、丁度よいところに落ち着くと思います。皆さんもそれはご承知して頂いていることと思います。

ただ、これがすべて個人の話になると忘れてしまうことが多いように感じます。

完璧主義に陥る

私は自分が不出来なために何も完璧にすることが出来ないどうしようもない奴だと過去に毎日のように自分に怒りを感じ、失望して自信やプライドとなくしていました。仕事も遅いし、何も覚えられていないように感じるし、1つのことも終わらないと感じていました。理想的な着地点に何1つ至らない自分が嫌になり、ストレスが溜まる一方でした。

しかし、よく考えてみれば、「これが完璧」だと考えているのも「出来が悪い」と考えているのも自分自身です。何か成したことに対して評価されるのは相手の手に渡ったときです。完璧と自分が考えていたとしても抜け落ちたりすることは往々にしてあります。9割出来て、1割違うことはあります。自分は主観的にしか評価出来ません。最初から完璧を目指すのは悪いことではないと思いますが、完璧でなかったことに対して、過剰に自己評価を落とすことはないと思います。

あることについては4割の到達率で、あることに関しては8割の到達率の事柄があって、それに関して後悔をしなくて良いと思います。自分の中で目標としている数値に対して、「今回はここまで出来た。改善して次は目標達成しよう」と中途半端になったことを後ろめたく思うのではなく、次に活かして進んで下さい。4割しか出来ないことが悪いということも10割出来たから偉いということはありません。実行したことが素晴らしいことです。到達過程に試行錯誤してより多くの経験が得られる可能性があるということです。


完璧を目指すべきだが、完璧はないということ


今日部屋の掃除をして、完全に整理された状態になれば、とても気持ちいいものだとおもいます。しかし、生活をしていれば次の瞬間にはまた汚れ始めます。もっと時間を短縮して、ストレス無く、疲労を少なく、掃除をすることも出来る方法があったかもしれません。今すべて完璧に掃除することは必要でしょうか。少しずつ掃除をして、この場所にはこの道具があった方が効率が良いとか、この場所は最後にやらないと他が汚れるとか、大体きれいな状態をしながら反省と改善を繰り返せば、長期間で見ればきれいな状態を維持出来て、新しい画期的な方法に気づけるかもしれません。1度で行ってしまうと変化を感じやすいですが、良い状態の維持は難しいと感じています。1回で完成させようとすると重圧を感じたり、良い考えが後に組み込めた可能性を潰してしまうかもしれません。

私達は完璧を目指したがる性質があるように思います。それ自体が悪いということはありません。当然目指すべきだと思います。

自分が完璧だと思って準備して、完璧だったことが今まであるでしょうか?私はありません。何かの不具合や時間経過と共に環境や状況が変わって完璧でなくなることは往々にしてあります。

完璧にこだわるあまりに次のステップに進めずに二の足を踏んでしまい、結局同じところで右往左往して現在に至ることが多いのではないでしょうか?きちんとすることは大切なことではありますが、準備期間にそれほどの時間を掛けたとしても結果はさほど変わらないことが多いと思います。逆にスタートするのが遅くなり、出遅れてしまうことがあります。

準備はほどほど、早く開始する

何の準備もせずに行うことも問題はあると思いますが、ある程度の準備ではじめてしまい、試行錯誤しながら完成を目指して、グレーゾーンに着地するくらいの気持ちの方が、作業が捗り、立ち止まらずに改善していけば、いい影響を及ぼしてくれると思います。グレーゾーンに着地したらそこまでに得た関連情報や失敗を元に考えを巡らせ、次のステップに踏み出すということを繰り返していくうちに完成へと近づいていくと思います。これはDoPDCAサイクルの考え方です。

DoPDCAは
Do:実行
P;計画
D:実行
C:評価
A:改善
の順序で行っていく考え方です。

従来のPDCAという考え方から1歩進んで、とりあえず始めてしまおうということです。やってみないと分からないという場当たり的な考え方と思われる方もいるかもしれませんが、やってみてから気づくことは多くあります。とりあえず、行動を起こしてみて、それに対する反省をして計画を立てて更に実行することで、着手を速くすることが出来るのが利点だと思います。

始める絶好の機会は今です。完璧な準備はないと思います。いくら準備しても始めなければ何もしていないと同じです。私がこのブログを始めたのも「思い立ったが吉日」と思って、とりあえず、書き始めました。自分が今まで呼んだ書籍や思いはたくさんありました。文章をまともに書いたのは大学のレポートくらいです。そこから、「ブログのアイコンあった方が良いな」とかもっと伝えられるように文章の書き方の書籍で学習してみたりしています。

皆さんの始めるタイミングは今です。完璧にしなくて良いのです。やりながら、目標を目指す最短ルートを探せばいいと思います。失敗することは恥ずかしいことではありません。失敗を放置することが恥ずかしいことです。試行錯誤しながら足掻いて人生を歩き続ければ良いと思います。

私が上記の考えに至った書籍はご参考までに下記に表示しておきます。

今後も自分のアウトプットが誰かの役にたてば幸せです。


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