雨穴「変な絵」一言感想文
「変な家」で知られる雨穴(うけつ)さんの2022年の作品。さまざまな「変な絵」を手掛かりに、物語が進んでいく。ホラー要素もあるので、ゾッとする表現もあるが、全体的には謎解き要素が強い。ストーリー展開にややホラー要素があるものの、それほどおどろおどろしいわけでもなく、むしろ謎解き部分を抜き出して楽しむこともできる。確かに映像化したら怖そうではあるけれども、全体的には明るい展開もあり、読後感もわるくない。叙述トリック的な要素もあるので、マンガや映像よりも、まずは小説で楽しんだ方が