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2024年6月に読んだ本たち

2024年の折り返し地点にあたる6月。
今年は、年間100冊の本を読むことを目標にスタートした。正月時点では子どもたちに関わる仕事をしていて、そこで子どもたちとも発表し合った目標だ。本好きの子から、「先生、100冊くらい簡単だよ。そんなに少なくていいの?」と言われたのを覚えている。
今は現場を離れてしまったから結果を報告することはないだろうけど、子どもたちにも共有したものだから何とか達成したい。もしもどこかで会う機会があって、今年の目標について話すことになったら、胸を張って達成したよと伝えたいし、きっと頑張っている子どもたちの姿を一緒に喜びたいから。

年間で100冊になるには、月に8冊では足りない。1ヶ月で8.5冊、2ヶ月で17冊で単純計算したら、年間に100冊を超える。
2月末までは、ギリギリのペースで進んでいた。そこから、3月、4月、5月と加速して、5月末で54冊。時間に余裕ができたからというわけではなく、どちらかと言えば忙しくてバタバタと過ごしていて、読書時間で気持ちのバランスを整えていた感覚だ。
6月は、そこから少しペースダウン。月間で読み終えたのは9冊だった。理由は、新しく取り組む研修テーマのために時間を使っていたから。少し大げさに語るなら、産みの苦しみの期間。資料の提出期限ギリギリまでかけて準備したから、何とか効果が期待できそうなプログラムが仕上がった。
それでも、6月末で63冊だからまだまだ余裕があるし、産みの苦しみ期間を越えて本を読む時間も復活して、明日からの2024年後半を迎えることができる。

そんな6月の、読書のきろくはこちら。

55.『正しき地図の裏側より』
56.『便を見る力』
57.『うしろめたさの人類学』
58.『ゆっくり、いそげ』
59.『ロジャーズの中核三条件 共感的理解』
60.『職場のメンタルヘルス・マネジメント』
61.『人事のためのジョブ・クラフティング入門』
62.『スロウハイツの神様』(上)
63.『スロウハイツの神様』(下)

読書のきろく 2024年22週目~26週目

『うしろめたさの人類学』と『ゆっくり、いそげ』は、『世界は贈与でできている』を含めて「贈与」というキーワードに触れる本で、僕にとってその言葉を切り口に地域との関りを深く見つめさせてくれた。3年ほど前に読んだのを、今回改めて再読。身近な人や地域との関わりだけでなく、職場の中で意識することで働きやすい環境をつくるきっかけになりそうだと感じることができ、研修内容をまとめる際の思考の手助けにもなった。

『スロウハイツの神様』は、先月の『あなたの言葉を』に紹介されていたのをきっかけに読んだ辻村深月さんの作品。父親仲間が「辻村作品の中で最も好き」と語るのが納得の、とてもおもしろい物語だった。
そして、この作品を読んだことで知った、個人的に衝撃を受けたことがひとつ。辻村深月さんをずっと「みつき」さんだと思っていたけど、巻末のページに振られていた読み仮名は「みづき」さん。読んだ作品に感動し、誕生日を知って勝手に親近感を感じていたのに、勘違いしたままだったことが申し訳なく感じた。でもこれで、もう間違うことはない。
読みたい本リストの中にも、部屋の中の積ん読達の中にも、辻村さんの作品がある。今年はもう一冊は読むだろう。

もちろん、他の本も読みながら、2024年の読書は続く。

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