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読書のきろく-2019年- No.21~30

2019年に読んだ本のきろく、第3弾。
21冊目から30冊目。

この期間から、SNSで見かけたほかの人本の投稿を参考にして、
著者、出版社、出版年を入れるようにしました。

ちゃんと記録を残しているような気持ちで続けています。

◆21冊目:そして、バトンは渡された

2019年本屋大賞作品。
・・というのを書店で見かけて、手に取った作品。
今までは、そんな情報を見かけても特に気にせずスルーしていて、自分がもともと好きなジャンルのものばかり読んでいました。
こうやって新たな本に出会えるのも、読書のきろく効果かもしれません。
親子とは何か、家族とは何か、を考えながら読めておもしろかったです。

◎そして、バトンは渡された
◎瀬尾まいこ
◎文藝春秋

◆22冊目:老人介護とエロス

地域の社会福祉協議会でお世話になっている人から借りた本。(今年も何冊か楽しんだ原田マハさんを紹介してくれた人でもあります。)
この人との出会いは僕の中でとても大きく、今回のように高齢者に関する情報に触れるきっかけをくれました。
ちょうどこの本のタイトルにもあるように、高齢者とのかかわり方は、子育てにも通じるものがあります。
個の力だけに頼らず、関係性を大切にする。何かができる・できないという判断軸ではなく、そこに存在することを尊重する。
僕たちが生きる上で大切なことがそこにあるのを感じています。

◎老人介護とエロス
◎三好春樹・芹沢俊介
◎雲母書房

◆23冊目:お江流浪の姫

子ども時代から好きだった戦国時代モノ。
波乱の時代を、女性の側から描いた作品です。
この物語の主人公「お江(ごう)」は、織田信長の姪。そして、豊臣家とも徳川家とも結婚した経歴を持つすごい人。
この時代、幸せな結婚生活とはもちろん言えないけど、その中にある人間のすさまじさが描かれています。

◎お江流浪の姫
◎植松三十里
◎集英社文庫

◆24冊目:風のマジム

SNSで読んだ本を投稿すると、「この作品もおもしろいよ」という紹介も多くなってきます。
そうやって紹介してもらって読んだ作品。
とても爽やかで心地よく読めた物語でした。
実在するモデルと著者の約束が、この小説を生み出したそうです。
主人公の、もの作りに打ち込む姿勢に感動です。

◎風のマジム
◎原田マハ
◎講談社文庫

◆25冊目:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

ずっと前に買って本棚に置いていた本。ようやく読みました。
思っていた以上に感動しました。
ノウハウ本は世の中にたくさんあるし、僕もいろいろ読んだけど、「それを現場で実践したらこんな変化が期待できるよ」が物語になった作品。

◎もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
◎岩崎夏海
◎ダイヤモンド社

◆26・27冊目:のぼうの城 上・下

映画化もされて、気になっていた作品。
本屋さんで安く売られていたので読んでみました。
物語の時代は、天下統一目前の豊臣秀吉が、関東の北条氏の攻略に乗り出したタイミング。その北条氏の支城のひとつが物語の舞台です。
数の差が圧倒的な大軍を相手に、少人数で一人ひとりの力を発揮して戦う。
トップダウンのカリスマ性あふれる姿とはまた違ったリーダー像、おもしろいです。

◎のぼうの城 上・下
◎和田竜
◎小学館文庫

◆28冊目:関係障害論

今年の思い出深い本のひとつ。
今まで読んできた本の中でも、トップクラスの影響を受けました。
高齢者介護の現場から生まれた本だけど、子育てや、自分以外の誰かと接するときに大切にしたいものがありました。
人に起きている問題を、個人へのアプローチだけでなく、その人を取り巻く関係性に目を向けて対応を探る。
今後、ますます必要になる視点だと思います。

◎関係障害論
◎三好春樹
◎雲母書房

◆29冊目:西の魔女が死んだ

タイトルを知っていて、ちょっと気になっていた本。
心の専門家の河合隼雄先生が、この本に大きくかかわっていることを知って、さっそく読みました。
※どんなエピソードがあるのか気になったら、リンク先のインスタ記事を読んでみてください。

生きること、感じること、決めること。そして、魂のこと。
大切にしたいなと思うことが、物語になって届けられた感じです。

◎西の魔女が死んだ
◎梨木香歩
◎新潮文庫

◆30冊目:生きるぼくら

原田マハさんの作品は、僕の周りにもファンが多く、これもいいよと紹介してくれます。
そうやって出会えた作品です。
いじめ、ひきこもり、ひとり親家庭、認知症、「自然」との乖離、といった現代社会の大きなテーマが盛り込まれていす。
解決する鍵を握るのは、「人」と「自然」。暗さはなく、爽やかさと温かさあふれる作品でした。

◎生きるぼくら
◎原田マハ
◎徳間文庫

30冊目を読み終えたのが7月4日。
2019年も半年を過ぎて後半戦に突入です。

2019年の読書のきろくは、第4弾へと続きます。

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