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「共感」の先にあるものを考えさせられました

今日は、この投稿を、そしてこの中で紹介されている記事(noteは言葉のInstagram『共感』に疲れていませんか?)を読んで、いろいろ考えました。

僕も、佐々木さんの言う”僕の周りでも「note」を書く人が増えてきた”の1人です。

noteの「スキ」や、InstagramやFacebookの「いいね!」。
僕も、反応をもらったら嬉しくなります。少ないより多い方がいいし、たくさんの反応がついた投稿を見ると、いいなーと思うこともあります。

でも、何となく違和感を感じていました。

まだ明確な言語化をできてませんが、SNSが盛り上がれば盛り上がるほど、心のどこかに不安を感じるようになりました。
Facebookに触れる時間を減らし、2つ並行してやっていたブログも、ひとつは更新をやめて、もうひとつは更新頻度を10分の1以下に減らしました。
違和感の答えを探したくて。

佐々木さんの記事と、そこで紹介されている京大卒の主夫さんの記事を読んで、「共感疲れ」が違和感のひとつだなと感じています。

共感をもらうことが目的ではおかしい、
でも、共感してもらえないと伝えたいことは伝わらない。

そんな矛盾に疲れている部分があります。

これに対して、僕が今の時点で感じている解決策はふたつあります。

・SNSを離れること
・原点回帰

SNSを離れるというのは、物理的にSNSを使う時間を減らし、直接接する人と人の付き合いに目を向けること。

「使う時間」と「関わる人数」で効率という計算をするならば、効率は悪いです。感じ方も悩みごとも一人ひとり違うので、時間がかかります。
でも、それがいいところだと思います。

じわじわ、コツコツ、と積み重ねたものは、その先に花が咲くと信じています。

地味で泥くさい感じが好きなのかもしれません。

原点回帰は、「そもそも、何のためにこの活動始めたんだっけ?」の問いで出てくるもの。とっても大事な土台の部分なので、時々思い返すようにしています。

思い出すためのキーワードを持っておくといいかもしれません。

僕の場合、「カウンセラーです」という自己紹介ワードが、原点回帰のためのキーワードになっています。

僕がカウンセリングを学んだのは、日本メンタルヘルス協会

ここで学んでいた時に、『カウンセラー不要の世の中を目指そう』という話を聞いて、そのために僕も出来ることをやりたいと思って今に至ります。

日本メンタルヘルス協会の衛藤先生の本から、その話を抜粋します。

これは私たち日本メンタルヘルス協会のスタッフのあいだでよく話し合っていることなのですが、カウンセリング・ルームが繁盛するというのはどこか不幸なのです。
・・(中略)・・
部下のやる気をなくさせたい上司、子供を心の病に追い込みたい親などいません。みんな、いじめようとか心を崩壊させようと思ったのではなく、知らないでやっている。ただ自分のいかがわしさ、善かれと思ってやっていることの怖さに、気づいていなかっただけなのです。
そういう意味で、カウンセリング・ルームに来る人がいなくなってしまう社会、一人ひとりがカウンセリングマインドを常識としてもてるように・・(以下略)

■1998年 PHP研究所
 衛藤信之 著 『心時代の夜明け』p.254 より引用

僕自身も悩みはあります。人に嫌な思いをさせてしまったり、誰かの言葉で落ち込んだりもしています。

過去の経験の中では、身近な人がすごく悩んで落ち込んで心も体もボロボロになって、「明日もこの人はちゃんと生きててくれるだろうか」と心配をする日々を送っていたこともありました。
悩んでいる人を目の前にして、何もできなくてもどかしい苦しみを経験しました。

でも、衛藤先生の話にもつながるけど、心の動きについて知ることで乗り越えられることがたくさんあると言うのも知りました。

直接人に会える時、仕事として関わらせていただく時には、それをふまえていろんな話をさせてもらいます。

でも、この「カウンセラー不要の社会」に近づくためには、もっともっとたくさんの人と共有する必要があります。
そのツールとしてSNSを使いこなせたら、とても効果的です。

この原点に戻れば、SNSに対する違和感も様子が変わってきます。

「カウンセリングスキル向上」のマガジンを作ったのは、そのために出来ることをやりたいという現れです。しっかり充実させていかなければ。

「スキ」や「いいね!」をもらうこと、できれば毎日更新すること、
これらは目的ではない。

日々自分に言い聞かせて原点を思い出しながら、これからも活動を続けていきたいと改めて思いました。

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