年の瀬に振り返りたい「心の頑張り度」
12月も後半に差し掛かると、「今年はどんな年だったか?」という話題も増えてくるのではないでしょうか?
毎年恒例の「今年の漢字」は、2018年は『災』でしたね。
あなたにとって、今年はどんな一年だったでしょうか?
楽しいことも大変だったこともあると思いますが、ぜひ「心の頑張り度」についても振り返ってみませんか。
ライフイベントとストレス度合いの対応表
というのがあって、メンタルヘルスやワークライフバランスの研修でもよく使っているので紹介しますね。
もともとは、アメリカの社会学者と内科医から発表されたもので、日常に起きる様々な出来事が心に与えるストレス強度を点数化して、
「積み重ねて一定の点数以上になった場合は、健康障害を起こす危険性がありますよ」
と警告しています。
チェック項目と点数の目安は、以下の通りです。
1年以上にわたって300点以上の負荷がある場合には80%の人々が翌年心身の病気になったことが見出され、200~300点の場合には、半数以上の者が心身に何らかの問題を生じている。
どうでしょうか?
今年の僕の場合は、ざっくり計算して170点くらいになりました。
新しい仕事が始まって生活がガラッと変わったことや、地域での役割が変わったことで点数が加算されています。
でも、この計算だと、安全ゾーンと言えそうですね。
去年の場合は、祖父が亡くなったので、200点を超えてしまいます。心のケアが必要になる点数です。
※もう少し詳しい解説を過去のブログに書いているので、こちらも参考にご覧ください
そうそう。
時々、質問で「これはアメリカのチェック表でしょ?日本版はないんですか?」と聞かれることがあります。
今回の記事を書くにあたって調べてみたら、ありました!!
⇒日本版ストレス点数表
今度から、研修ではこっちを使おうかな(^-^)
失礼しました。話を戻します。
ここで大事なことを2点お伝えします。
・ざっくりでいいので、自分の状況を客観的に見ること
・知らないうちに頑張りすぎてるかもしれないと思うこと
採点したものだけを、そのまま鵜吞みにしてショックを受ける必要はありません。
たとえ身内と言っても普段の関わり方によって受ける影響度は変わってくるはずですし、これ以外にもたくさんの出来事が日々起きています。
受け流せていたり、解消するために何らかの行動ができていれば問題ありません。
ある会社で研修をしたときには、
「先生、やばいです!300点越えてしまいました!!」
と、若い男性社員がすぐに手を挙げてくれました。
周りの先輩社員も含めて話を伺ったのですが、彼は普段から周りの助けを借りられる人だということでした。きっと大丈夫です。
気づいて、ヘルプを言う。
これもとっても大事な行動です。
本人から言いにくいときでも、上司や先輩が気になったら声をかけることができます。
問題が起きるとすれば、誰にも言えなくて一人で抱え込んでしまったり、
「こんな時こそ私が踏ん張らなければ!」と必要以上に頑張ってしまう場合。
頑張って笑顔を振りまくけれど、ふとした瞬間に糸が切れたように一気に疲れが来る・・・こともあります。
今回のタイトルを、「心のストレス度」ではなく「心の頑張り度」としたのはそのためです。
頑張っていることは、しっかり自分で認める。
そこに目を向けるだけでも心が軽くなることがあります。
気づかないうちに疲れがたまってるかもしれないな、と思ったら、意識して休んだり誰かに話を聴いてもらう。
今年の年末の過ごし方に、ぜひ取り入れてみてください。
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