人とのつながりも作ってくれた「本」【読書の秋】
好きな本が、人とのつながりも作ってくれました。
地域の中での話です。
校区の社会福祉協議会の一員として活動するようになった頃、
LINEで会議の連絡をやり取りしている時に会長さんからこんなメッセージが届きました。
「ところで、河合隼雄さんの著書とか読みます?」
河合隼雄さんは、もう亡くなられていますがカウンセラーの大先生という存在。
たくさんの著書を残されています。
僕もそれまでに何冊か読んだことはありましたが、まだまだ勉強したいと思っていました。今でもそうですが。
会長さんの申し出には、読んだことがないものはぜひ読みたいと返事をしたました。
本がお宅に山ほどあってそろそろ整理をしようと思っていたそうで、捨てるのも惜しいからもらってくれたら嬉しいと。
とってもありがたいお話しですよね。
そこから、本の交流が始まりました。
「最近、オススメの本ってありますか?」
「興味深い本を見つけましたよ。」
「これ、読んでみますか?」
そんなメッセージをもらうようになり、今までに手に取ったことがないジャンルの本を読む機会が訪れました。
老人ホームでの高齢者の生活の様子が描かれた本、
地域活動についての本、
美術がテーマの小説、
哲学者の対談本、
などなど・・・
自分ひとりだけだったら、今の時期に読むことはなかった本たちです。
視野を広げてくれたり、考え方を柔軟にしてくれました。
※そのことに触れたコラムです
この本のつながりは、学びだけでなく、思いがけないものももたらしてくれました。
上のコラムで紹介している本の著者である村瀬さんともご縁をいただき、
特別養護老人ホームとつながりができました。
「本をゆっくり読める時間と場所があるといいね・・・」
と話していたところから、
『地域の中の図書室づくり』につながりました。
図書室に並ぶ本には、
まだ読んだことがない魅力的なタイトルがたくさん。
そんな本に囲まれていると、
一生のうちに読める本はどのくらいなんだろう・・・
なんてことも考えてしまいます。
今は、そこに人が集まって、
『地域の中の居場所づくり』に発展しています。
新たな人が新たな本を運んで、
また知らない世界を教えてくれます。
本を読む楽しみと、
人がつながる楽しみ。
どちらもこれからの楽しみです。
◇
毎週、週替わりのテーマに対してメンバーが日替わりでそれぞれの思いを書き綴る『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、秋シリーズから【 読書の秋 】でした。
ゆっくり本を読む時間がほしいと考えているのは、土曜日担当の吉村伊織(よしむらいおり)です。
今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
他のメンバーがどんな読書を楽しんでいるのか、ぜひのぞいてみてくださいね。
それではまた、お会いしましょう。
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