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子どもたちへの想いは変わらない【BACK TO THE 20th】

毎週テーマを決めて共同運営を続ける日刊マガジン『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、【 BACK TO THE 20th 】です。

1979年生まれの僕は、人生の半分が20世紀。子ども時代から大学生までを過ごしました。

振り返って思い出したのは、『科学と学習』。毎月のふろくが魅力的だった、小学生向けの学習雑誌です。アリの巣観察セットやプラネタリウムなどの理科や、歴史カルタや高床式倉庫の模型といった社会科のふろくがあって、ワクワクしながら待っていました。
ピーク時の発行部数は、670万部。小学1年生から6年生までの人口が1000万人の時代、3人に2人に普及していた計算になるそうです。同世代の人には認知度が高いでしょうか?

「まだかな、まだかなー♪がっけんの、おばちゃんまだかなー♪」というCMソングも、頭の中に流れてきます。

調べてみると、2010年に休刊になっていました。『学研のおばちゃん』による対面販売が敬遠されるようになったり、子どもが忙しくなって時代に合わなくなったことなどが、休刊になった理由だそうです。なんだか寂しいですね。。。

学研のサイトでは、ふろくギャラリーで当時の思い出にひたることができます。あの頃のおばちゃんに感謝しながら、ちょっとのぞいてみると・・・

あります、あります!見覚えのあるやつがいっぱい!!

望遠鏡に顕微鏡、果物や野菜で発電する時計、ハンディ卓上クリーナーも作って使いました。科学の心をくすぐりますねぇ。(僕の小学生時代は、1980年代~90年代)
昆虫や動物、自然界のふしぎに興味を持つきっかけがたくさんありました。ミニプラネタリウムで、星空を自分の部屋に持ち込んだことも。

『科学』が理科に役立つふろくだったのに対して、『学習』は社会科のふろく。

別冊ふろくの「日本の歴史」は、何度も読んだことを覚えています。歴史好きは、ここが原点です。真田幸村の物語にも、ここで出会ったような気がします。すっかり惚れ込んで、「信長の野望」の野望をする時には必ず幸村をチェックしています。
年号の語呂合わせは、ふろくについていたオリジナルソングで覚えました。当時はカセットテープ。繰り返し聞いて耳にインプットしたフレーズは、テストの時にも活躍してくれました。

当初は、学校の教科書を補完する目的もあったそうです。試行錯誤を重ね、楽しく学べるようなふろくが生み出されました。雑誌に紙製品以外の付録をつけたのは、なんと学研が世界初。そのおかげで勉強の楽しさを教えてもらえたと思うと、とってもありがたいですね。

今では、息子たちの理科の授業でも、当時のふろくにあったような教材が使われています。きっと、『科学』と『学習』で生まれたノウハウや子どもたちの反応が、今につながっているんだと思います。

子どもたちに楽しく学んでほしいという想いは、20世紀も、21世紀も、変わらない。

毎週テーマを決めて共同運営を続ける日刊マガジン『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、【 BACK TO THE 20th 】でした。

20世紀を振り返って、科学と学習を届けてくれた学研のおばちゃんに「ありがとう」と言いたくなっているのは、土曜日担当の吉村伊織(よしむらいおり)です。

今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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それではまた、お会いしましょう。

※illust by:soreさん / イラストAC

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