「あいさつ」に宿るメッセージが、地域の入り口につながる
「おはよう」
「いってきます」
「こんにちは」
「ただいま」
「おかえり」
「おやすみ」
僕たちは、一日の中で、何回あいさつをしているでしょうか。
家族に対しても、外出先で出会う人に対しても、あいさつを交えながら言葉を交わします。
このあいさつは、言う人と、受け取る人がいて、はじめて成り立つものです。
当たり前すぎて、わざわざ意識もしないかもしれないけど、これって実はとても大事。「そこに、あなたが、確かに存在します」という、確認作業になるのです。
すごい人だからとか、何かをしてくれたとか、そんなことは関係ない。ただ、そこにいるという事実を、受け止める。
あいさつが無い状態を想像すると、分かりやすいかもしれません。
無視されたのかと疎外感を感じたり、さみしくなったり、雰囲気が暗くなりそうな気がしませんか。
特別なことをするとか、しないとかは、一旦置いて、ただそこにあることに大きな意味があるのは、地域に対しても言えると感じています。
子どもたちには「知らない人に声をかけられたら逃げましょう」と教えているけど、毎日顔を合わせる地域の人は、「知らない人」ではありません。名前までは分からなくても、お互いに顔見知りの関係になれます。きっと、あいさつしなければ、と思う前に、声をかけてくれるでしょう。
あいさつし合えたら、ホッとする。それは、あいさつに、「あなたの存在を認めます」というメッセージが宿るから。こちらの気持ちがおだやかになるのと同じように、相手の気持ちも満たすことができます。
だから、「あいさつする」が、地域活動の第一歩と言ってもいい。
もしくは、「あいさつに応える」でもいい。しっかりと受け取ることによって、してくれたことがその場に明確に存在できるから。
なんてことを考えています。
きっと、そんなことも話題に出ると思います。はっきりとこの通りに表現しなかったとしても、みんなと共有したいのはそんな感覚です。
3月最後の土曜日、地域の中の、ゆっくりと時間が流れる古民家で、地域のことを語り合いたい。地域の人とのつながりが、どんな豊かさをもたらしてくれるかを、一緒に考えたい。そんな授業があるんです。
3月27日(土)13:30に始まります。
ほんとうは、日本中のいろんな地域に住む人と語り合いたいけど、今回の教室は福岡市内にあります。遠くて来ることができない人は、教室の案内ページだけでも見てください。その中のWebサイト(よりあいの森)も、オススメです。
今日も、最後まで読んでくださってありがとうございました。
また、お話しましょう。
追伸。
最後にちょっとだけ、我が子自慢です。
長男がする、でかける時のあいさつが、とっても気持ちいいんです。
長男が外出する時の、「いってきます」「ただいま」
長男が家にいる時の、「いってらっしゃい」「おかえり」
しっかり僕たちに聞こえる声で言ってくれて、いつも心地よく響いてきます。
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