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読書のきろく-2019年- No.61~64

2019年に読んだ本のきろく、第7弾。
61冊目から64冊目。

今年の読書のきろくは、これが最終回です。

◆61冊目:ハゴロモ

「なんとなく気持ちがほっとするような小説になった」
著者があとがきに書いている言葉を味わえた作品でした。
河合先生もオススメの作品、安心してその世界に入り込むことができた気がします。
将来や過去を思って心を乱すのではなく、今目の前にあるそのままを尊重する。
主人公の目から見た、「彼」の母親に対する姿が心に響きました。

◎ハゴロモ
◎よしもとばなな
◎新潮文庫

◆62冊目:あん

泣きました。
講演会で、この著者の話を聞いたことがきっかけで読んだ作品。
『世間の役に立つことだけが生きる意味ではなく、この世を観るため、聞くために生まれてきた。認識されることでこの世が生まれ、この世はただそれだけを望んでいた。』この価値観、すごくいいなと思います。
長い期間、差別で苦しまされてきた『ハンセン病』が、大きなテーマとして扱われています。その差別や苦しみは、多くの人が実際に日本にあったこととして知る必要があると思いました。
世界14か国で翻訳されているそうです。

◎あん
◎ドリアン助川
◎ポプラ文庫

◆63冊目:わたしが正義について語るなら

小さな子どもから大人まで愛されている国民的な正義の味方、アンパンマン。
その作者やなせたかしさんが、「正義」について語った本。
ほんとうの正義は、圧倒的な力や強さではなく、自分も深く傷つくもの。
ほんとうに困っている、公害や飢えとたたかうもの。僕たちの生き方の指針を教えてくれます。
大人が子どもたちに見せたい姿、目標にしたい姿ですね。

◎わたしが正義について語るなら
◎やなせたかし
◎ポプラ新書

◆64冊目:スピリチュアルにハマる人、ハマらない人

精神科医が、”ハマらない人”の立場でスピリチュアルを分析した本。
ただの死後の世界ではなく、そのメッセージを現代社会での幸せのために使う。根拠をどこに求めるかと問い詰めると、どこかで手の出せない領域にいってしまう。
批判的な視線で見つめることで、冷静に向き合うことができるようになります。
目の前の悩みを乗り越えるひとつのきっかけとして、スピリチュアルを活用する。
自分のスタンスを再確認しながら、都合のいい道具としてではなく、改めて真剣に向き合わなければと感じました。

◎スピリチュアルにハマる人、ハマらない人
◎香山リカ
◎幻冬舎新書

2019年の読書のきろく。
今年は64冊で打ち止めでした。

堅苦しくなく、なるべく気軽に読んだ本を書き留めたい。

そう思って、インスタに投稿し始めました。

読んだけどどう表現しようかと考えているうちに時間が経って、まとまらないまま書けなかった本もいくつかあります。
ちょっと心残りです。。。

でも、後半の方では、読み終えたものは投稿することができるようになりました。

いい感触を2020年につなげたいと思います。

引き続き、よろしくお願いします。

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