【共病】社会のストレス
家に生まれ、家しか知らない環境から、家を離れて最初に飛び出した社会は幼稚園だった。
はじめての歯ぎしり
3,4歳で最初の外のコミュニティを知り、体験した自分は生まれて初めての歯ぎしりをしたらしい。
当時のアルバムの母コメントに書いてあった。
その頃から「がんばって」いたようだ。
歯ぎしり以外にも鼻血、発熱と大変そうだった。それでも「がんばって」いた。
軽度の発達障害があるのならこの時から結構大変だったはずだ。
周囲に合わせることばかり考えていて、心から楽しいと思ったことはあったのだろうか。
記憶が飛ぶ学生時代
その後も小学校、中学校、高校、専門学校と学生時代を何とか駆け抜けた。
特に中学時代はしんどすぎたのか現在記憶がほとんど焼き切れている。
高校はなんとかバンドでデビューした形でいけたが音楽との関係は難しく無理はしていた。
それ以前に人間関係が煩わしかった。
時にふさぎ込み、時にトゲトゲしく、不安定な時代。
ひたすら「がんばる」。
笑顔の裏に本心を閉じ込めることも自然と身に着けた。
そんな感じなので大学で何かをしようという気がまったく起きず、専門学校を出てすぐに就職した。
アルコールでなんとか乗り切る社会人
20歳から社会にもまれて「がんばった」。
時代は就職氷河期真っ盛り。
幸い自分は就職こそできたけど、社会の荒波はかなりキツかった。
その時の上司の癖でもあったアルコールで紛らわせながら乗り切ることが自分の癖にもなった。
歯ぎしりはこの頃もよくやっていたみたいだ。
すべては自己責任で進んでいく世界。それが当たり前。
氷河期のクソ根性だけは無駄に出来あがった。
今でもそれは役立っている。
しかしそんな無理ができるのも30代のはじめくらいまで。
身体が折り返し地点に近づくにつれて心の不安定さは増していく。
ついに2011年の地震の日に張り詰めたものが切れ、自分の世界がひっくり返った。
そこからはなし崩し的に閉じ込めて「がんばって」きたものが壊れていった。
がんばるのをやめた社会人
壊れるところまで壊れて再構築したのが現在。
アルコールはとりあえず卒業して、精神の障害や疾患について学んで対策をたくさん試行錯誤した。
結果、精神障害者として手帳を持ち、障害者雇用で働き、障害年金で収入の補填をしている。
服薬もADHDと双極性障害をターゲットにすることで、とても落ち着いている。
「がんばる」ことをやめたけど歯ぎしりはまだ続いている。
ストレスを感じずにはいられないみたいだ。
歯科健診を受けると度々歯が少し欠けていると言われてしまう。
歯ぎしりに至らなくても食いしばりは頻繁にしているらしい。
無駄なストレスから解放される日は来るのだろうか。
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