日本とのつながり93〜中国地方(前半)と中国湖北省〜

地図を片手に見ていきたい。
鳥取県を東から見ていくと、浦富海岸の先には八東川が合流した千代川の河口に鳥取砂丘(鳥取市)が広がっている。
西に向かうと東郷池の西にはわい温泉が見られ、南部には三朝温泉や国宝の三徳山三仏寺が位置する。
蒜山のある倉吉市、大山を経て米子市に到達し、美保湾に面する弓ヶ浜を通り、先端には境港市がある。

次に、島根県は中海に美保関町が臨み、穴道湖東部には小泉八雲記念館や松江城がある松江市(南方には玉造温泉)が位置し、南に安来市が接する。
南部の奥出雲町から日御碕灯台(高さ日本一)や稲佐の浜(国譲りの神話)、出雲大社がある出雲市に斐伊川が流れ、穴道湖に至る。
さらに西に進むと、三瓶山を経て世界遺産石見大森銀山のある大田市を経て、江の川が流れる江津市、浜田港がある浜田市、益田市、そして森鴎外出身で安野光雅美術館がある津和野町へと到達する。
また、島根県北部に浮かぶ隠岐諸島は国賀海岸のある西ノ島を含む島前と東の円形に近い島後に分かれている。

次に岡山県を見ていくと、北部には中国山地が東西に走り、県の北端に蒜山高原が見られる。
南部を東から見ていくと、兵庫県赤穂市と接する備前市(日本六古窯の一つ備前焼で有名)、瀬戸内市、後楽園のある岡山市、玉野市、大原美術館や水島コンビナート、鷲羽山が見られ、水島灘に面する倉敷市が位置する。
そして、そこから北西には備中松山城や頼久寺がある高梁市が位置し、吉備高原が広がる。

一方、中国湖北省は長江中流に位置し、人口は5699万人である。
省名は洞庭湖の北側に位置することに由来し、鉄鋼や自動車など工業の主要産地ともなっている省である。
省都は武漢であり、長江と漢水の合流点に漢口、漢陽、武昌の3都市が合併した都市である。
かつて、天下統一を狙う魏の曹操軍80万が劉備(蜀)と孫権(呉)の連合軍7万と激突して大敗した決戦地である赤壁が南端に位置している。
この時は、諸葛亮の奇策が功を奏した。

地図を使って、神話や歴史を探りたい。

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