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モチベーション99〜時間を生み出す〜

どうしても越えられない壁に直面した時、これまで取り組んできたことに大きなモチベーションを感じていたのかを問うことも重要なのかもしれない。
たとえば、ある資格試験の合格を目指すならば、その資格のコンセプトに従うことが求められる。
英語が好きでも、英検・TOEIC・全国通訳案内士でそれぞれ試験に求められる能力は異なるだろう。
たとえ英語が好きであっても、そのコンセプトに則って努力しない限り、合格は難しい。
ましてや、ただ英語が好きなだけで、どこか実用面に結びつく構造となっていない限りは、それをライフワークとしているプロにかなう道理はないだろう。


どれだけ努力しても越えられない壁があるとすれば、一度その資格のコンセプトから離れてみて、自分なりの方法論や問いを活用して活動する時期に差し掛かっているのではないかと考えてみる。
勉強というのは、何らかのコンセプトで構築された体系的な知識や理論を学ぶことである。
それを知ることに価値はあるにしろ、絶対的に時間を取られることとなる。
自分自身が価値を感じる活動をするためのシステムを組み上げ、それで思うがままに精力的に動いてみる。
そのプロセスにはきっと、高いモチベーションが働いているはずだ。
こうした活動に集中することで時間を確保することにもつながるだろう。


ただ、動機は資格が欲しかっただけなのか、外国人の日本人への見方を知りたかったのか、日本文化の本質を外国人に伝えたかったのか、細分化すると似ているようで学びの動機は異なる。
プロ入りするかの一線の違いには、その微妙な違いこそが本質的で決定的だとも捉えることができるのではないだろうか。
プロセスを押さえているからこそ、成果も高まる原理が働いている。
今やっていることのコンセプトを見直し、自分の真正なコンセプトに迫ることで成果が上がるということがある。
そこに時間もまた蘇ってくる。
その意味で、挫折を機に離れる勇気こそが目的と時間を制することにもつながる場合がある。

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