男性ブランコがすごすぎる件 ~関西人弁護士のお笑い日記~

1 はじめに

 どうも、義実家でのんびりしています。快適すぎる…
 ようやく書きたかった男性ブランコのお二人の記事!といっても、私はキングオブコントで初めてネタを見るという超にわかです。先に謝っておきます、ごめんなさい昔からのファンの方々…
 ただ、余りにもキングオブコントのネタが衝撃的すぎて、その後の好き具合、ネタ動画見る具合は昔からのファンの方々にも劣らない(と思いたい)です!笑
 M-1でも敗者復活の最終3組に残るだけでなく、ハライチ(401,909票)や金属バット(376,458票)といった知名度抜群の2組に肉薄する票数(345,898票)を得たところからも分かるとおり、人気に火が付くのは目前、広瀬○美さんの言葉を借りるとブレイク寸前です。
 
そこで、男性ブランコのすごいと思うところを自分なりに言語化してみました。

2 すごい①「ネタの構成力」

 男性ブランコの出世作となったキングオブコントの決勝1本目のボトルメール。これはホンマに衝撃的で、松ちゃんをして凄いと言わしめた「同じことを繰り返しているのに展開して笑いが起きている」という天才的な構成で私も度肝を抜かれました。「そうきたか!!!」感

 「授業参観」のコントでは、平井さんの姉のキャラや言葉づかいが最高に面白いのですが(言葉づかいは後述)、姉の変わり者キャラが観客に十分に伝わった後で姉が突如「きーんこーんかーんこーん」と大声を出し、それが学校のチャイムに置き換わって場面展開。オシャレすぎる…!!

 そうかと思いきや「ライト兄弟」はまさかの裏切り。
 詳しくは書けないですが、とりあえず見て下さい。記憶を消せるならこれをもう一度見るために消したいくらい…笑

3 すごい②「刺さるワード」

 男性ブランコのネタで面白いのは言葉遣いというか、ネタごとに「刺さるワード」がちゃんとあるところです。
 たとえば、上述のボトルメールだと「言うてる場合か!」、授業参観だと「ゆく」みたいな。日常生活でもちょっとマネしたくなる感じ(実際にしている)

 「男性ブランコは漫才もできるのか…!」と私のようなファン歴の浅い客を唸らせた敗者復活ネタですが、これでも「全治癒」というキラーワードが出てきます。ようこんなん思いつくわ…笑

4 すごい③「否定しない空気感」

 私が一番皆さんにお伝えしたいのはこれです!!!!
 
「男性ブランコの雰囲気が好き」というファンの方も多いとは思うのですが、その正体はおそらくこの「否定しない空気感」なんじゃないかと。
 コントの殆ど(漫才も)は、「変な人の変なふるまいをツッコむ」ことで展開されていき、その中で往々にして「変な人の価値観やふるまいを強い言葉で否定する」ことがあります。関西弁の「アホか」なんてのは最たる例。
別にそのような言葉を使うことを否定する意図はありませんが、男性ブランコのネタの多くは「変な人の価値観やふるまいを否定しない」のです。ぺこぱのスタイルとはまた違う「つっこまない」形。

 これはキングオブコント決勝2本目のネタですが、ツッコミ役の浦井さんは、ボケ役の平井さんの振る舞い(袋をぽろぽろ落とす)を心配こそすれ、否定は一切しない。その中でちょこちょこ挟む一言で笑いを誘う。
 このスタイルは、昨今のSNSでのレスバにみられるような、殺伐した社会における一服の清涼剤といえます(大袈裟ですが)。それゆえ今後も人気が出るんじゃないかなぁと思う訳です。(ネタ自体は全然違うけど、もう中学生さんも私としては同じカテゴリにあります)

5 さいごに

 お二人はラーメンズに憧れているということで、確かにラーメンズの影響をところどころで感じますが(私もラーメンズは大学時代からのファン!)、そこに上述の独自の良さを程よくミックスして、令和のコント職人としての地位を築いていって欲しいなぁと私は思う訳です。(個人的にはお二人の漫才も好きですが)

 さいごにお気に入りのこのネタを。えっえっえっ!!!

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