円安抑止の利上げは絶対ダメ‼️

アメリカ大統領選挙は民主党候補がハリス副大統領に代わっても、トランプ氏優勢の流れは変化なし。民主党を応援するメディア(NYタイムズなど)はさかんにハリス優位の世調結果を流しますが、各州ごとの総取り方式の下で、激戦州をどっちが取るかが勝敗の分かれ道になります。ハリス氏の左翼バネが露骨になればトランプ氏は戦い易い。

そもそもハリス擁立の決定は、バイデン大統領vsオバマ元大統領の内ゲバからバイデン氏が捨て身技を使って行ったものです。約半世紀に渡ってアメリカ政界に身を置く方だけあって、こういう場面では頭がクリアになりますね。

ハリス擁立は共和党が大統領・上下両院のトリプル勝利を収めそうなので、上院だけでも過半数を死守しようというのが主眼。半数改選の上院で民主党は14議席を守れば過半数の51議席を獲得できます。バイデン氏はハリス氏の能力なさを承知の上でマイノリティ票の取り込みを図ったと言われています。

「確トラ」の場合、日本にとってまずいのは円高。2016年の時はドル安論者のトランプ当選で円高なる、と言われましたが、実際にはドル安になりました。今回はどうでしょうか? 先週は為替相場がトランプ氏の口先介入に反応して円高に。「トラノミクス2.0」でどのような影響が出るかを「みんかぶ」で解説しました。

それにしても日銀が絶対やってはいけないのが、円安抑止の利上げ、です。明日の政策決定会合で結果が出ます。
(みんかぶ原稿は7月20日頃のもの)

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