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⑤新人に必要な情報収集 教科書では教えてくれない、介護士のすすめ 

1.新人職員③

早番の朝は、早いですよね😌冬場なんて、まだ外は暗く・・・身体もあったまっていない中で、介助をしなくちゃならない時もあります。

今回は
ご利用者の情報収集についてです。

勤務前に回覧しなければならないものが、施設によって決められていると思います。
業務日誌、記録、事故報告書などなどです。
出勤前に目を通さなければならないものが、山ほどありますよね😩。
私も多いのは苦手です。

出勤前に数十分の時間を費やし、記録や回覧資料に目を通し、ご利用者のフロアに入り動きっぱなしの一日が始まります。
日に決められた記録や回覧資料を、出勤前を目を通しているのに、これ以上の情報をどうやって得るのだろうと頭がパンクすると思ってしまいます。

たしかに・・・
入職時に、これも、これもと時間のある時に目を通してねと言われたものがあるはずです。

1.ケアマネが作成した、ケアプラン
2.ご利用者の入所事前情報。
3.薬事情報
まだまだあるかと思いますが、上記の資料
は目を通しておくと良いと思います。

1.ケアプラン
要介護または要支援の認定を受けると、介護保険を使ったサービスをご利用者は利用することができます。
その際に介護状態の機能悪化防止や自立を促進するための計画(ケアプラン)を作成し、その計画に沿ってサービスを受けます。
ケアプランは、一人ひとりのご利用者がどのような介護サービスを受ければ自立した生活が送れるようになるかを考えて、介護サービスを組み合わせた計画書のことです。
一般的には、ケアマネジャーが作成します。
毎月、ケアプランのアセスメントを繰り返してケアカンファレンスに繋げて、更新します。
介護士は基本的に、ケアプランに沿ったサービスを提供します。
・・・ってことは🤔介護士は、把握しとかなきゃならないものでは?

2.ご利用者事前情報
介護サービスを受ける事前の情報が記載されています。
一般的には、既往歴、現病歴、生活歴、性格、家族構成、学歴、趣味趣向が書いてあります。
その方のサービスを提供する際や、何気ない会話の中からご利用者との距離を縮めるにはもってこいの資料ですよね。
自分の事をより良く知っている介護士を、信頼するのは当たり前ですよね。興味を持たれて、嫌な気分にならないと思います。ましてや、ご利用者の大半は、会話に飢えていますから、事前情報を把握している事は良いことでしょう。
既往歴(これまで、かかった病気をいいます)
は生活歴と共に、ご利用者の歴史を垣間見る事ができます。

3.薬事情報
介護士の多くは、服薬介助を行います。
薬事情報には、飲んでいる薬の副作用なども記載されています。
ましてや、糖尿病や脳梗塞などで副作する薬で介助するのに、注意が必要となる場合があります。

例えば☝️
脳梗塞の既往歴のある方の多くが、飲まれてる抗血栓薬(代表的なものは、ワーファリンなど)は、中々、血液が凝固しません。
転倒などでの外傷、または内出血など凝固せずに流れ続けてしまいます。
直ぐに看護師に報告が必要です。
また、糖尿病の現病がある方に砂糖たっぷりのコーヒーは提供出来ません。インスリンの働きが体内で悪く、糖分をエネルギーに変換できずにいるからです。
血糖値が高いと血管に負担がかかります。動脈硬化になり、脳梗塞などの様々な合併症を引き起こします。

時間が無いのが現実です。
上記の事柄は、ベテラン職員も把握していないのが現実です。
ただ、把握しておくとより良いケアと共に、未然に事故を防ぐ効果があることは理解して下さい。

ご観覧ありがとうございました。

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