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吉雅から大切な皆様にお知らせ

 というのを人生で一度書いてみたかったので書いたのですが、もう結論から書きますね。
 あ、「皆様に大切なお知らせ」じゃなくて「大切な皆様にお知らせ」です。この順番は私の勝手なこだわりですよ。


 結婚しました。

 妻、嫁さん、パートナー、家内、奥さん。
 なんて書くのが今時の正解なのかはちょっと分からないんですけれど、便宜上、私が今一番使いやすい呼び方で「嫁さん」と表記しますね。

 とはいえweb上に嫁さんの事を長々と書くほど迂闊でもないので、安全靴と金の草鞋を履いて出逢えた、とてもとても努力家で、真面目で、誠実で、大勢の方を笑顔にする、立派なお仕事をなさっている女性とだけ書いておきます。
 
 あとどの角度から見ても、眼鏡をかけてても、どんな髪の括り方をしていても、溜め息が出るくらいの美人です。
 毎回「スゲー美人だな」と言っています。

 ──ご存知のない方のために改めて周知しておきますと、私は惚れた女を相手にすると即座にIQが1.2くらいになります。
 視力よりはまだ高いかな〜??? くらいの。

 まぁ、要するに。
 万人に誇れる、一人の人間として尊敬するに値する、私には勿体ないくらいの素敵な方です。

 そうなんですよね。
 ちょっと人生の運を多めに、十二割くらい使い過ぎたかも知らないので、これからは犬になって馬になってのガンズ・アンド・労です。厭わぬ所存です。
 この人の為ならどんな苦境であろうと、恐れ知らずの笑顔で乗り切りにかかろうと思える相手です。
 いえ、まぁ。私の場合は、なんかぶちゃいくな犬みたいな笑い方になっちゃうんですけれどもね。ヘヘッ。みたいなやつ。


 何千回でも書きますが私はゲームのキャラクターで言えばLUKに極振りしたような馬鹿野郎ビルドで来てしまったので、たまには自分の手足を動かせ……ッ! みたいな事をこれを書いている今も酒を飲みながら考えております。
 ホワイトドラゴンの子どもでも拾ったのかしら。

 良い流れな気がするのでゲームの例えを続けるなら、これからはソロじゃなくてパーティプレイになる訳ですよ。

 「ソロプレイには絶対的な限界がある」なんて台詞をどこかで目にした気がするんですが、パーティプレイともなればこれまでのように、いわゆる自己完結、自己生存、自己栄達のために能力を磨いていけば良いというものではありません。

 絶対的な信頼を下地に、互いの能力、得手不得手を把握。
 プレイスタイルを熟知しあって、補い合うための適切なスキルを取得して。

 ……何より私の流儀に倣うなら「楽しく」。
 どっかで読んだ事のある流儀でいうなら「ステイ・クール」に。
 この、有り体に書けば「人生」ってエンドコンテンツクエストを一緒に攻略していく、パートナーであり、愛する人です。

 なんでも言ってくれ。教えてくれ。それに頼ってくれ。いつも言ってるけど、私は君の一番の味方だ、って。そう考えています。
 困った事があったらでっけーボウガンでもなっげー槍でも持って、イの一番に助けに行くからさぁ! って。


 不思議なものです。
 知っている人は知っていると思うんですが、かつての私は「人生の最小単位は『一人』であり、仮に誰の心臓が止まったところで、私が死ぬ訳ではない」。そんな風に考えていました。
 まぁ、それは今でもそこまでの間違いとも思わないんですが、それはあまりにあまりに、人の情に欠ける、ある側面で言えば幼い考え方だったんだろうなぁ……と今では思えています。
 いや長い厨二病だったな我ながらな。
 でも"不治の病"だからな厨二病ばかりはな。


 いや、そりゃあそうだ。
 物理的に、ザックリ言やぁそうではあるがさ。

 でもこの人を残して逝くなんて私は絶対に嫌だなって、40年近く生きた38歳になって、そんな風に思える大事な方にようやく出逢えた気がしています。
 仮に神とかそういうのに「この人を愛する為に君は産まれてきたんだ。まるで魔法。マジィィーック!!」と言われれば「マジすかイェーイ! このままずっとずっと死ぬまでハッピーなやつだ!」とバカヅラで返事するくらい、幸せだなぁと感じでいます。
 

 とはいえ人生、なんかあっという間にここまで来ちゃったもんなんですけれど、短いようで長いものでもあります。
 楽しい事ばっかりじゃないだろうし、そりゃあ日々なんか色々あるとは思うんです。
 でもきっとこの人となら、最期は笑って手を叩き合えるような、そんな素敵な家庭、パートナーシップ、人生になるだろうなって確信が私にはあります。

 神も照覧。獅子奮迅。
 死が二人を別つまで。
 末永く幸せに、やり切ります。
 この人の隣で、笑顔で楽しく生き続ける覚悟を固めた日が今日です。

 ──行くぜ、相棒。


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