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距離感

つい先日、ある方にお誘い頂きお食事に行ってきました。

指定されたお店は私の最寄駅からは2駅で同じ市内。

初見のお店ということもあり、
ネットで場所と口コミを調べていたら
良い口コミが多かったのでとても楽しみでした。

約束の時間よりも早めに着いてしまい先に入店。

カウンター6席、テーブル2席のかなりこじんまりしたお店。40代ぐらいの店主であるママさんと女子大生のアルバイトの2人のオペレーション。

私達が予約した席以外は全て埋まっていました。

カウンターに並ぶ数種類のおばんざいと
カウンターのすぐ目の前のキッチン上部に並ぶ
焼物の器が何とも良い雰囲気を演出していました。

一品料理とおでんはどれを食べても美味しく、
ついついお酒が進んでしまうようなものばかり。

カウンター越しには黙々と料理されているママさんですが、オススメの一品を聞くと凄く愛想が良い。

こんなお店に1人で来て、
目の前に並ぶおばんざいを少しと瓶ビールを飲んでサクッと帰るようになると本当の大人だな。なんて思わせてくれるような心地よい時間。

食事も終盤になり、目の前のママさんとアルバイトの女性も少し作業が落ち着いた感じだったので、たわいもない話を振りました。

今まで本当に黙々と作業をされていたが、
会話になると本当に愛想がよく、
敬語の中に程よくタメ口が入ってくる。
馴れ馴れしくもなく他人行儀もない程よい感じの距離感でタメ口が入ってくる。

言葉で表せないその距離感が実に絶妙。

40代のママさんと20代のアルバイトの女性。
女性としてお互いの魅力を存分に発揮できるこの年齢差という距離感も実に絶妙。

後に気づいたことが、
その日店内いたのは全員男。笑

ママさんの計算なのか無意識にやられていることかは分かりませんが、店内の雰囲気やお客さんとの距離の取り方が『上手いなぁ』と思うところが随所にある。

思わず
『ママさん目当てで、毎日店内は今日みたいに男でいっぱいですか?笑』なんて聞いてしまいました。

『そんなことないですよ』なんて言われてましたが、そんなことあると思います。笑

一軒の居酒屋さんから学ぶ良い時間でした。

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