ポンポさんで分かるマーケティングの基本
映画大好きポンポさんというマンガがある(現在単行本6冊)。
アニメ映画も公開中。
この作品、マーケティングの教科書選ぶならまずこれというくらい読めばマーケティングがわかる。
・キャッチーなキャラと名前で目を引く
ポンポさんというパッと見で印象に残るキャラが表紙に出てる。
金髪ツインテールにセーラーワンピース。
名前もポンポと気を引かせる。どこの言葉なのか、と思わせる。
映画大好きというのだから映画に関する話なのだと一発で分かる。
気を引かせる要素と一目瞭然なタイトルで顧客を引き込んでいける。
・程よい長さ
マンガ1巻は160ページ。以後の続編も200ページ以内に収まっていてあっさり読み切れる。映画は90分でサクッと見ることができる。
分厚い単行本なら抵抗があって積まれたままになる人もいるがこの厚さならまずはページを開きたくなる。
大学などの授業も90分が多いが、この90分というのは極端に短いわけではなくかといって長過ぎることもない。テーマを語るにはちょうどよい長さだ。
・明快なキャラ設定
上記のポンポさん以外でも外見から性格がわかりやすく設定されている。
大物俳優のマーティンやお色気俳優のミスティア、伝説の映画プロデューサー・ペーターゼンなど一見して分かる。カリカチュアにも通じる明快さで読み進めていける。アニメだと声もイメージ通りにキャスティングされているので絵と声の一致で没入感がある。
・タイトル通りの内容
映画大好きポンポさんというタイトルに相応しく、映画に関するウンチクがこれでもかと語られる。主要キャラの好きな映画も紹介されている。なぜ好きなのかを説明するページも用意。映画について一家言ある人も納得できる構成だ。
・適切なプロモーション
ターゲット層はおそらく「映画好きで映画を語りたい」10~20代。
10~20代で絵に興味のあるユーザーが大半を占めるピクシブで掲載したのがハマった。結果ピクシブで65万PVを記録している。
刺さる層に刺すというのはプロモーションの基本。
なおマンガはアマゾンで発売中だが2021年7月2日現在1巻は14日に入荷予定、3巻は在庫切れなど売れ行き好調。kindleならすぐ読める。
※アマゾンへのリンク
https://www.amazon.co.jp/dp/4040694538/ref=cm_sw_r_tw_dp_BSZ9FMAV2CARB4SQFED5?_encoding=UTF8&psc=1
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