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ジャンプがつかんだ100億パワー 鬼滅の刃・呪術廻戦

劇場版呪術廻戦0が興行収入100億円を突破した。

100億円突破の記事

一昨年100億円を突破した鬼滅の刃に続いて週刊少年ジャンプ原作では2本目の100億円超映画となる。

それまで週刊少年ジャンプ映画では2009年のROOKIESが興行収入最高で85.5億円であり、100億円を超える作品が出てこなかった。

ジャンプ映画で10億超え、50億超えは複数あったが、100億の壁はなかなか崩せなかったのである。

それを変えたのが鬼滅の刃である。続けて呪術が突破したことで、ジャンプ編集部・集英社としては映画でも成功するコツを掴んだのではないか。

鬼滅・呪術両作のアニメは違いも多いが一方で以下の共通点がある

・テレビアニメの放送枠が深夜時間帯
・ネット配信でテレビアニメが即座に見られる
・原作漫画にほぼ忠実なストーリー
・一定のエピソードまでをテレビアニメ化
・作画や音楽のレベルの高さ
・映画も原作漫画のアニメ化

こうした点は過去にジャンプ的と評された映画各作品とは一線を画するものであり、先述のROOKIESともまた異なる(そもそもROOKIESは実写映画であるが)。
現状、紙媒体・Web配信とも漫画雑誌ではジャンプが他誌と比較しても強い力を持っているが、映画化でもジャンプが他誌を大きく凌ぐヒットを起こせるようになったことで、メディア競争で優位に立ったと言えよう。次は何を映画で成功させるのだろうか。

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