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親ガチャとリセマラ社会

親ガチャという言葉が急速に広まっていて、なんと新語流行語大賞にノミネートまでされている。
そこからさらに派生して上司ガチャ、学校ガチャに担任ガチャ、配属ガチャなどの言葉まで出てきている。
こういう言葉が出てくる背景にはもちろんソーシャルゲームや玩具などでのガチャの普及がある。
運で決まるというわけだ。
こういう言葉が出てきた背景にはもとより運でこういう相手が決まっていた、それも自身で選択の余地が無かったり著しく少ないことがあるのだろう。
その中で極端に相手の良し悪しがある。
またこれらの格差は今まで見過ごされがちだった。
かつての平等を謳う思想や運動は経済や法令上の格差を是正することには熱心でもこうした人間関係の格差を是正することに無頓着だった。
例えば家族の平等という主張は家族内の法令上の立場が追求されがちで相性など、構成員同士の関係はおろそかになっていた。
リセマラという言葉もある。
リセットマラソンを略した言葉で、ガチャを回してはリセットする、それを自分の希望のキャラや武器が出てくるまで繰り返すことを意味する。
今後の社会ではおそらくこういう親や学校、職場などをリセマラできることが求められるようになっていくだろう。
リセマラ社会の到来である。

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