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観光鉄道バスの特別感

北部九州近畿の取材にあたって観光地の鉄道バスをチェックした。
観光列車としては古参となった特急ゆふいんの森はデザインやインテリアなど特別感があり、ビュッフェや車内販売も満足感が高かった。展望もすばらしく日田・湯布院・別府と観光地を巡る旅行に合致していた。人気が高いのは別府行きが平日昼間でほぼ満席という状況でもよく分かる。
特急くろしおは一部編成がパンダ列車としてインテリアや外装にパンダを用いたものになっている。南紀白浜アドベンチャーワールドの看板でもあるパンダを全面に押し出していて人気が高いようだ。
白浜駅で接続する明光バスもパンダバスを用意。これも内外装がパンダモチーフでパンダぬいぐるみの展示があるなど観光地への足としては人気がある模様。
佐賀県とスクウェア・エニックスとのコラボキャンペーン「ロマンシング佐賀2022」ではゲーム・ロマンシングサガのラッピング車両を用意し、唐津線や筑肥線などキャンペーン対象の鉄道で使用している。
こうしたイベントや観光地に合致した車両を用意するだけでもかなりの人気が出ると思われる。もちろん安易なデザイン導入だけではなく集客企画全体と整合性あるものにする必要があるだろう。

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