縄文時代にあったあの“日本の美しい心”をもう一度!世界を揺さぶるストーリーを紡ぐ、作家浜本龍蔵さん
大河歴史小説「欧来天狗異聞」のハリウッド映画化を目指し、世界を揺さぶり、変えるため、世界に“美しい心”を広げるために、情熱を注いでいらっしゃる作家、浜本龍蔵さんにお話を伺いました。
〜浜本龍蔵さんプロフィール〜
●出身地 大阪
●活動地域 大阪を拠点に日本、世界へアプローチ中
●経歴 高校時代はトランポリン日本代表。大学卒業後、体操インストラクターとして、ジムのヘッドコーチを務める。90年渡米。体操インストラクターとして活躍。全米の主要都市を駆け巡る。
帰国後、貿易商社勤務。仕事でアジア・ヨーロッパを歴訪。
現在は、4作目となる大河歴史小説「欧来天狗異聞」の世界出版、ハリウッド映画化を目指し、世界を揺さぶるべく熱いメッセージを発信し、奔走中。
世界を変える小説を書く!そして書いた作品が、「欧来天狗異聞」
記者:今日はよろしくお願いします。浜本さんとは、4作目となる大河歴史小説「欧来天狗異聞」の出版直前にご縁を頂き、出版記念パーティーに参加させて頂きました。その時、「欧来天狗異聞」をハリウッド映画化する!とおっしゃっていましたが、今、目指している夢を、お話し頂けますか?
浜本龍蔵さん(以下浜本):はい、よろしくお願いします。
「欧来天狗異聞」は6年かけて、日本での出版まで漕ぎ着けました。だからこれから、全世界に出版!そしてハリウッド映画化!そうなったら、全米、全世界で上映され、アカデミー作品賞、脚本賞、監督賞など、総なめにして、赤い絨毯を歩く!それが僕の夢。イベントですね!
記者:ストーリーが鮮明ですね!イメージが浮かんで来ます。
「欧来天狗異聞」に懸ける、強い想いが伝わってくるのですが、その情熱はどこから来ているのですか?そもそも小説家になって「欧来天狗異聞」を書き上げるまでに、どんな道のりがあったのですか?
浜本:そう学生の頃からもの書きになるって決まっていました。「絶対なるんだ」って自分でわかっていました。38歳の時に、書くための修行をして、作家になるために、アメリカにも、世界にも行って、結婚もして、離婚もして、41歳でデビュー。
「欧来天狗異聞」は4作目。その前には3冊の恋愛小説を世に出しましたが、それでは、世の中は何も変わらないとわかりました。
「本当に世界を揺さぶる、世界にアプローチする、世界を変える小説を書こう」そう決めて書いた小説が、この「欧来天狗異聞」なんです。
標準を超えるものを作らないと。
規格外から世界は変わっていく...そんな想いを持って書いた小説です。
「欧来天狗異聞」を書くきっかけになったのは、貿易会社に勤めてから。当時、いろんな世界に行きました。アジア、ヨーロッパ、アメリカの国々。そこで西洋の人と話をする機会があった時に、気づいたことがありました。
それは、日本に対する誤解。
多くの西洋人が、日本は仏教の国だと思っている。でも日本は、そもそも神の国なんです。神の国というのは、現在の日本人に通じるDNAに「八百万」の概念が入っていること。学術的な話だと、神話の国であり、神が創った国。古神道は八百万の神。これは、縄文時代から今も続いている概念です。日本には神様がいっぱい居て、小さい頃から、そんな八百万の神が当たり前。でも、アメリカも、他のどの国も、それは当たり前ではない。
この日本独自の精神性、文化を、世界に知らしめたい!
日本という国が、八百万の神からなる“古神道の国”であることをアピールしたい!
そこから「欧来天狗異聞」が誕生しました。
記者:あらゆる世界を見て、たくさんの人と出会ったからこそ、日本の独自性を、世界に向けて伝えたい!と、想いを募らせて形になったのが、この小説「欧来天狗異聞」なんですね。
「欧来天狗異聞」の中では、西洋と日本を舞台にストーリーが展開されていきますよね?
浜本:そう最初の舞台は、1500年後半のロンドン。エリザベス1世の時代。大航海時代。宗教改革の時代。ロンドンの青年2人が主人公です。その内の1人の青年は、隠れカトリック。もう1人はロンドンで女性と恋に堕ちる。結ばれぬ恋のために東洋行きの船に乗る。苦難の航海の末、1人は和歌山に漂着し、1人はマニラから九州に辿り着く。
この物語の一番の肝は、西洋のクリスチャンの青年が日本にきて、古神道(八百万の神)に出会うということ。それがこの小説のポイントです!
西洋の一神教の神からしたら、あり得ない“八百万の神”という概念。この小説を全世界に出版することで、日本の“八百万の神”を世界に知らしめたい。世界に衝撃を与えたのです。(「Tengu-天狗」のストーリー概要は、コチラからカスタマーレビューを、参考にご覧ください)
人生最大の挫折から辿り着いた作品の原点
記者:とてもダイナミックで、壮大なテーマのストーリーですが、作品の原点になるような、心のあり方や認識の変化のきっかけが、何かあったのですか?
浜本:そうですね、一言で言ったら、「考えずに感じる」
これが作品のすべての原点。作品を読んで、とにかく「感じて」欲しい。
感じるように書いているから、何かを感じるように...そんな風に日本を変えていきたい。
AIが生まれて、ゆくゆくは人間と同じ感情を持つようになる。だからヒューマニズム、人間の感覚、感性、フィーリングがものすごく大事にされていく時代になると思います。機械は感じられない。感情を持ったとしても作られた感情。それが、人間とAIとの違いだと思います。
今まで、理屈で考えてうまいこといった試しがない!
人間が感じる思い、感性、感覚をもっともっと豊かにするべきだと思います。常に磨くべきですね。
記者:いつ頃から、その事に気づいたんですか?
浜本:いい質問ですね〜(笑)。聞かれたから話しますけど、それは32歳。人生で失敗して、最大の挫折を味わったその時。
若い頃は理屈で考えて、結果が得られると信じていた。
「こうやって、こうなったらもっと良くなる、成功する!」とか、
「こうしたほうがええ」「あの人と組んだ方がええ」とか。
もっともっと、いい女性を、お金を、いい車を!ってね。
煩悩と欲の塊でした。
それでいろんなことを、すべてジャッジして、最善の選択をしてやり続けた結果、辿り着いたところは “ 川底 ” でした。
記者:え、 “ 川底 ” ですか...?
浜本:そう。すべてを捨てて、問題を片付けるために鹿児島に行って、そこで日雇い労働をしました。鹿児島の山の中の誰もいないようなド田舎で、堤防を作るために、川の水を遮って川底で穴を掘る。その日は、ちょうど前の晩に雨が降ってて、いつ壊れてもおかしくないその状況で、
「この仕切りが壊れたら、完璧に死ぬな。」
そう思った瞬間、今まで欲のために判断して、すべてをいい選択してきたはずなのに、結果、辿り着いた先がここか_________
もう情けなくて、情けなくて、ボロッボロッ泣けてきて、いろんな想いが溢れてきました。
鹿児島に来る時、親父に言われたことが、
「おまえが人生やり直したいんなら、鹿児島で全部片付けてこい。もし行って潰れるなら、それがお前の人生や」この言葉、胸に突き刺ささりまくりましたね。
それまでの華々しいバックグラウンドが、まったく通用しない世界でした。
バブル絶頂期にアメリカに行って、日本とアメリカを行き来して全米を回ってた。いい思いもいっぱいした。帰国して、ちやほやされて、そりゃ調子乗るわな(笑)でもあの若い時に、あんな挫折を経験できて本当に良かった。
川底で泣いた自分は忘れられない、、、、、、
だから、「どうやったらこうなる、ああなる」は、考えない。感じるだけ。
そこから意識して15年過ぎた頃、やっとそれがわかるようになって、できるようになってきたのは、ここ10年くらいのこと。
これが作品の原点になっている「考えずに感じる」
だから、感じて欲しい。作品は感じるように書いているから、とにかく感じて欲しい。
記者:浜本さん自身がいろんな想いや、気持ち、感情を感じてきたからこそ、読む人にも感じさせる繊細な表現で、作品が出来ているんですね。
私も「欧来天狗異聞」を読ませて頂いて、登場人物の心の動きを一緒に経験しているかのような感覚で、いろんな想いや感情を感じました。
忙しく、何かに追われている現代人は、なかなか感情を感じにくいという方が多いですよね。そんな方にも是非、読んで頂きたいですね。
(作品はコチラから「欧来天狗異聞」)
日本にあの時代の『美しい心』をもう一度
記者:では最後に、これからどんな美しい時代を創っていきたいですか?
「美しい時代」のイメージを是非、聞かせてください。
浜本:これは、なんでもの書きになったのかに繋がるのですけど、
「自分はなんでもの書きになるのか?」
「もの書きになって何がしたいのか?」
それが全作品を通して、伝えたいこと。これを伝えるために作家をしています。
その伝えたいこととは、
「人は生まれてきたことに理由がある。生きていくことに価値がある。」
だから1人でも、たくさんの人に読んで欲しい。
そして、それをわかった人たちと、日本に“八百万の神”があった縄文時代を、争いのない、あの時代の『美しい心』を取り戻したい。
日本にもう一度、あの時代を取り戻したい。そして世界に広げていきたい。
記者:縄文時代は争いのない社会が1万年以上続いた時代と聞いたことがあります。「欧来天狗異聞」にもその心がいろんな場面で表現されていますよね。
「欧来天狗異聞」との出会いが、読んだ方の中に眠っている“日本の美しい心”、“まだ開いていない感性、感覚”を開くきっかけになるかもしれないですね...目覚めよ、日本!
本日は素敵なお話を伺わせて頂き、ありがとうございました。
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【編集後記】
インタビューを担当した山口・大槻です。
お話を伺って、浜本さんご自身の人生ストーリーも、生み出された作品も、どちらにも共通しているのが、「壮大さ」と「繊細さ」です。
時代の価値観を変えてきた人たちに憧れを持ち、壮大な夢を語ってくださった浜本さん。その姿は、どんな困難にも立ち向かって、冒険を楽しんでいる主人公のようでした。
これからの活躍を応援していきます!
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この記事はリライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。