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第35回 イライラは自分の強みを知るチャンス

「あの人はどうしてああいう言い方をするのだろう?」「なぜそういう行動を取るのだろう?」
組織やチームで働いていると、誰かの言動に対して、このようにイライラしてしまったことは誰しも一度や二度はあると思います。それがストレスになったり、相手へ怒りがわいたりして、なかなかスムーズに仕事が進まない、協力し合えないということもあるかもしれません。
できれば、イライラしたり怒りを感じたりすることなく、穏やかに仕事がしたいと願いたいところですが、このイライラも実は大切なサイン。
イライラの奥には、なんとあなたの強みが隠れています、と言ったら驚きますか?

イライラの奥にある強み

例えば、自分のチームのメンバーが、やると約束したことを守らないことがあり、「この間、やると約束したのに、なぜやらずに目先の違うことばかりやるのか、責任感が足りない!」とイライラしたとします。(わたしも昔、こうしてイライラぷんぷんすることがよくありました)
こんなイライラの奥にも強みがしっかり隠れています。
どんな強みか。
それは、“やると言ったことは必ず実行する、約束は絶対に守る”という強みです。
それって当たり前じゃない?と思った方、当たり前だと思った方ほど、それはあなたの強みです。
おそらく、あなたは、この強みによっていろいろなことを成し遂げ、周りからの信頼もとても厚い方とお見受けします。そうやって大小さまざまな成功体験を積んできたはず。だから、そうしない人を見ると、無意識に自分を基準にして「そんなんじゃうまくいかないよ、自分のように約束は絶対に守らなければ」と思うのです。

まずは、誰かの言動にイライラしたら、一度立ち止まって、その奥にどんな自分の強み・特長があるのだろう、と振り返り内省しましょう。「あ~、自分にはこういう強みがあって、その強みを使って成功体験を積んできたからこそ、この強みと違ったやり方をする人・行動を取る人を見るとイライラするのか」と自覚しましょう。

相手には相手の強みがある

そして、その時にもうひとつ気づいて欲しいのは、相手も自分の強みに基づいて行動をしているかもしれないということです。
例えば、あなたから見て、決めたことを守らない人、というのは、
“状況に応じて臨機応変に対応する”
“今この瞬間を大切にする”
このような強みを持った人かもしれません。
そんな相手から見れば、あなたの言動も「なぜ一度決めたことに固執して臨機応変にやらないのか」とイライラするものかもしれないのです。

このように掘り下げて相手を理解していくと、イライラした気持ちが自然に落ち着いてきませんか?
また、お互いの強みをぶつかりあわせるのではなく、認め合えたらもっと素敵な関係が育めるし、強みを上手く組み合わせられたら、もっといろいろなことが出来ると感じませんか?

 
イライラしたとき、まずはその奥にある自分の強みに気づいてください。そして相手の強みにも、想いを馳せてみてください。
それが自分もイキイキ働き、周りの人ともイキイキ協力し合う、大きな大きな一歩となります。

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