「人生を変える読書」を読んだ

「読書大全」でも知られる 堀内勉 氏の著書「人生を変える読書」を読んだ


この本の主旨は、終盤のこの一言が最もよく言い表しているように感じた

読書は著者との対話であると同時に、それを踏まえた自分との対話であり、さらには自分を取り巻く社会との交流でもあります。

第4章 対話としての読書 P.228


とても良い本だった。私の見識が狭いだけなのかも知れないが、少なくとも私の読書に対する意識が変わった。つまり、この本に書かれている枠組み (バイアス) に囚われていたし、それをメタ認知することができたように思える。

また、第4章のOSとしての資本主義について語られる箇所は特に面白かった。以前 COTEN RADIO で聞いたマルクス・エンゲルスの話をもう一度聞き直したくなるような、とても刺激的な内容であった。お勧めされていた「アダム・スミス: 『道徳感情論』と『国富論』の世界」を早速購入した。

また、途中で出てきた「天才読書 世界一の富を築いたマスク、ベゾス、ゲイツが選ぶ100冊」も興味があったため注文した。


この本の中で引用されていた一節に感銘を受けたのだが、そのまま読み飛ばしているうちにどこで書かれたのか、どのような内容だったのかを失念してしまった。今読み直しているが見つからない・・・。忘れてしまう程度の衝撃ではなかったはずなのだが。


さて、現在、この本も含めて3連続で「出会えて良かった」と思える書籍と出会えた。

  1. センスは知識からはじまる

  2. 生きのびるための事務

  3. 人生を変える読書

なんと幸運なことかと思うし、「人生を変える読書」の主張でいくところの、今の私はそのような状況なのであろう。

また読み直してみたいリストが増えた。

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