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受精卵凍結の延長連絡。あと何年これを続けるんだろう・・・・・・。

不妊治療クリニックから1通のメールが届いた。「当院にてお預かりしております、以下の凍結検体の保存期限更新の時期がまいりました。」

あ、わたし、まだ凍結していた受精卵あったんだ・・・・・・。

忘れたいたわけではないけれど、頭の片隅にあっただけで、それに対してなにかアクションをするということはしていなかった。子供との未来を考えるよりも、日々身体と向き合うことで精一杯だから。

2020年9月に癌を宣告されてから、あれよあれよと子宮、卵巣を摘出したため、子供をお腹の中で育てることはできない。だから、凍結胚を残していたとしても、残されている選択肢は「代理母」しかないのだ。

年齢を重ねていき、この3月で44歳になる。癌もまだ完治していない、むしろ再発中。そんな中、果たして代理母ができるのかどうか。生まれてきてくれる子を育てる自信が今はない。じゃあ、その自信はいつできるのか? いつくるのか。

その自信を待っていたら、もしかしたら私は50歳になっているかもしれない。
そこから代理母を探して生まれてきてくれたとしても、その子が成人するときには70歳。旦那は6歳上だから76歳・・・・・・。想像がつかない。

だからと言って、今ここで、子供を持つという一つの手綱をズバッと切り離すことができないでいる。

実はメールがきていたことは知っていたが、中は開けずに1ヶ月ほど放置していた。期限があることも知っていた。旦那にも相談はしなかった。開きもしなかった。理由は決断できると思っていなかったからなのか、期限を迫られることが嫌だったのか。自分でもわからない。

そして、昨日、メールを開けてみた。

もし期限が切れていたなら運命だったということで、綺麗サッパリ終えることができる。とも思っていし、期限がすぎていなかったら旦那に相談しようと。

結果、残り2日、期限が残っていた。

旦那は「もういいやろう。」と最初言っていたが、あなたがまだ諦めきれなかったり、卵があることで、生きる活力になるのであれば、延長してもいいよ。と言ってくれた。

その一言で、大きなため息が「ふぅー」と吐き出せて、気持ちよく、
「残させていただきます!」と伝えた。

全くわからない、未来がどうなるかなんて。
でも、万が一、万が一ということにかけて、まだもう少し自分の近くに我が子となりえる卵をおいておきたいと思った。

私がまだ向き合わないといけない壁はありそうだ。

そんなことを考えていた今日でした。

今日はみなさまにとってどんな1日でしたか。
ご自身にとって納得のいく1日だったらいいですね^^

それではおやすみなさい。

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