【HSP】被害者意識を手放す
繊細な方をはじめとして、
様々な理由で生きるのが苦しい時には、
どうしても自分を被害者のように見てしまいます。
「その悩みや問題によって苦しめられている」
という意識になってしまうのです。
本当に苦しみのさなかにいる人は、
ある意味ではいたしかたのないことです。
運命は理不尽なものに思え、
とても納得できそうにないこともあるでしょう。
けれども、
私たちが被害者という意識にとどまる限り、
主体的、創造的に生きることができません。
生きにくさを引き起こす問題があり、
「〇〇(人、事)のせいでこうなった」
「過去に〇〇という原因があった」
というふうに見ていくのは、
因果論的な考え方です。
幼少期や過去世に原因を探る、
ということが行われたりします。
これに対して、
「人生に起こってきた出来事には意味があり、
どんなに苦しく感じる物事であっても、
自我を超えたたましいの次元では、
その人にとって必然的に起こっている」
と見ていくのが目的論的な考え方です。
この考え方では、
誰かや何かのせいではなく、
「自分のたましいにとってどうなのか」
に力点が置かれます
自分自身ではどうすることもできない、
悩みや困難に遭遇した時に、
私たちは自分だけのその体験の意味を見出し、
気づきを見出していくのではないでしょうか。
自分自身でそれを紐解き、
心から納得できたときに、
私たちは運命に翻弄される被害者ではなく、
主体的に生きていくことができます。
三つ目の在り方として、
因果でも目的でもなく「いまここ」で
あるがままを見つめることもできます。
マインドフルネスの在り方ですね。
どのように見てもいいのです。
見方は一つではないと気がついたなら、
被害者という囚われ意識を光に溶かしましょう。
自分の生を創造していくのは自分自身です。
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