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占い師道番外編2 お悩み相談室

こんにちは。サガンです。

なぜ私の人生の職として占い師という選択肢が出てきたか。
それに繋がるエピソードを一つ。

私は前職は元夫とともに飲食店を経営していました。自営業ですね。

飲食店も様々な形態がありますが、その中でも薄利多売で労働環境が過酷とされるジャンル。
15時間労働は当たり前。睡眠3時間。
もちろん育児、家事プラス。
体力お化けでしたね笑

朝は6時前に起きて夕飯作って、朝ごはん用意、洗濯。娘を起こして学校へ送り出し、洗濯物干して9時あたりに出勤。

元夫は早朝出勤。
そこからスタッフも交えて営業。
早朝に出勤している元夫は夕方にあがり、娘とご飯を食べて寝る。
そして、私はといいますと夜まで店を営業。
この間にスタッフも上がります。
閉店後は掃除、売り上げ計算、焼き菓子作りなど。気がつけば午前様は当たり前で、ラジオがお友達の毎日でした。

なんでそこまで1人でやるの?
そうですよね。
私は主力メニューは調理できなかったので、こういったサイドは引き受けなければならない。
夫が機嫌良く仕事できる環境にしなければならない。
スタッフも疲れているし長時間労働はお願いできない。

ねばならない。ねばならない。
それが当たり前になりすぎていて完全にバグっていた結婚生活。

ただ、ありがたいことに人に恵まれているんだと思います。

歴代スタッフがたびたび助けてくれていました。
一度、退勤した後にしばらくしてひょっこり店を覗きに来てくれるんですね。

「サガンさん、まだやってるんですか?」
「手伝いますよ」

営業が終わった店内は、少し暗めで営業中の喧騒はなく。。
そういった環境が場を作り出しているのか。

「あの、サガンさん。実はね、、、」
「サガンさん。聞いてください、、、」

彼らは心の中のモヤモヤをぽつりぽつりと吐露し始めます。
お互い掃除をしながら聞くこともあれば、内容によってはきちんと向き合って話を聴く。

生き方について、将来について。恋愛。ジェンダー、シェクシャルなこと。家族。人と比べてしまうことの苦しみなど。。。  時に涙あり。

私とスタッフの間で『お悩み相談室タイム』と呼ばれていました。

と言っても、私は聞くのが主にで、私の経験から何か伝えられることがあれば言葉にしていく。

スタッフたちは仕事中は元気に勤めてくれているけど、大なり小なりなんてことは関係なく、心に引っかかってるものや傷、霧がかってしまうものがある。

ひとしきり話した後は、みんな
「すっきりしました。ありがとうございます!」って言ってくれました。
その言葉はある種の私の孤独の癒しにもなり、そして私でも誰かの助けになれる事があるんだと嬉しかったのですが、、、

ただ、自分の中に疑問が常にありました。

私がかけられる言葉は、私が経験してきたものでしかなくて。
フラットでいるつもりでも私の価値観に寄り過ぎてはいないだろうかと。

何かもう一つ、根拠というか私の主観を離れられるツールがあったらよりいいのに。

カウンセラーの資格をとるとか幾つか方法はあると思うのですが、どうやらそのツールとして私は占いを選んだようです。

振り返るとこの時の疑問が占い師になろうっていう選択肢が出てきた一つの背景になってます。

今回はここまで。
いつもお読みいただきありがとうございます。

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