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たくさんの人に助けてもらったパリ旅行

私の強みは始めてしまえはなんとかなると思っているところです。

昨年8年間勤めた仕事を辞め、心理カウンセラーとして起業しました。母親を初め、親族の多くはすごく驚いていました。

こんな大胆な考え方ができるようになったのは、23歳のパリ旅行が影響しています。

23歳の頃はちょうど社会人一年目でした。仕事はいつになっても慣れず、右も左も分からないことだらけで失敗も多く反省の連続でした。

そんな時に追い打ちをかけるように好きだった人にフラれました。まさに人生のどん底です。

全てが嫌になって、旅行会社のHISに行きました。なんでHIS?と思ったかもしれません。その時は人生がヤケクソになっていたので、必死になって働いたお金をパーッと使いたくなったんです。

どうせ使うなら大胆なことに使ってみようと思い、友人を誘って憧れが強かったパリへの航空券を購入しました。

大胆に行動したものの治安は気になるので、23歳の女性が安全に泊まれるホテルは予約してもらいました。ただ、仕事に疲れ切っていてそれ以上の準備をしないままパリへ行く日になっていました。

期待と不安を持ってボロボロな心身で、パリへと出発しました。

パリではHISの現地社員の方が私たちの名前が書かれているボードを持って待っていてくれました。予約したホテルまでのバスに添乗してもらっている時に何気なく会話が始まりました。

社員さん「パリではどこに行く予定ですか?」

私「モンサンミュッセルに行く予定です!」

社員さん「いいですね!何時頃出発のバスで行くんですか?」

私「バスは予約してないので、電車で行きます」

社員さん「え?電車?」

私「え?」

社員さん「電車で行くとすごく大変ですよ!!ちなみにですが、レストランとかは予約していますか?」

私「してないです。適当に入ろうかと思ってます」

社員さん「え?せっかくパリに来たのに?あの、モンサンミュッセルに行くのもレストランも絶対予約した方がいいです!!私が予約してもいいですか?」

と提案して頂いた時に初めて、無計画だったことを反省しました。

私「ぜひお願いします!」

結局HISの社員さんにお願いして、モンサンミュッセルに行くツアーと、滞在中に夕食を食べるレストランを予約してもらいました。

パリに着いてすぐに助けてもらったので、「もしかしたら、人に助けてもらう旅になるかもしれないな」という予感がしていました。

この予感は早めに的中します。

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