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#8 マレーシア教育移住の決め手

こんにちは。けいらです。

帰国後、娘には、マレーシアに行きたいのなら1ヶ月以内に教えてほしい、と伝えました。

私から、娘の進路を誘導するような言動は絶対にしないと決めていました。

娘の人生は、娘が決める

私の考えとして、人は、自分自身が強く望んで選択した物事に対してのみ、全力で頑張れるものだと思っています。

一般論として、親の希望を子供が感じ取り、その望みを叶えようとして自分の選択を歪めてしまうことは、問題のない親子関係でも起きることです。

そうならないよう、私は、娘が小さな頃から、娘が自分で考えて責任を持つこと、私はそれを支持することを大事にしてきました。

特に海外留学なんて、娘の多大な努力が必要になることでしたから、絶対に娘自身が選択する必要がありました。

私の当時の内心は

それはもう、マレーシア留学に挑戦して、できればそのまま海外大学に進学してほしいと思っていました。

私は1年以上マレーシアに暮らしている現在でも、外国人への心理的ハードルを自覚するときは普通にあります。英語力が不要な場面でも。
ずっと日本で暮らして日本人としか接していなかったからだと思います。

海外母子留学してほしい理由を整理しました。
・大学教育を受けるレベルの英語力を獲得できるかも
・娘の日本語は完全に確立したため、今こそ第2,第3言語を学んでほしい
・答えのない(想定問答でない)教育を受けられる
・批判的思考を学ぶことができる
・外国人とのコミュニケーションが当たり前になる
・日本にいるより早い時期に、ものすごく頑張る経験を積める
・頑張る経験を通して、私が持つ勉強スキルや生活スキルを直接手渡せる
・親離れ前に、まとまった親子の時間をとることができる
・日本独自の受験テクニックを磨くような学びを避けたい
・入寮して母子分離することで、女が○○すべき的な文化の継承を断てる
・私も海外生活を体験できる

マレーシアを選んだ理由です。
・多様な人種、宗教が共存できている
・アジア人同士だと、ヘイトが少なそう
・政治が安定していて、治安が良い
・災害が少ない。特に地震の心配がない
・保護者ビザが取りやすい
・物価が比較的安く、大学進学しても予算的に何とかなりそう
・日本との時差が1時間だけで、連絡がとりやすい
・食事が美味しい

娘の結論


娘からは何も話してこなかったので、きっちり1ヶ月後に私から聞きました。

娘「気持ちでは、全然行きたくないんだけど。
うーーーーん。

ここ1年くらい色々考えてきて、頭では行った方が良いのはわかる。

でも、今の学校が好きだし、5年生はほんとに頑張ったんだよ。
代表委員としてクラスをまとめるのは初めてだったけど、何とかできたし、これから6年生になったら、絶対もっと色々できるのに。

うーーーーーーーーーーん。


でも、行こうかな・・・。
行きたくないけど、行ってみようかな・・・。


無理だと思ったら、帰ってくるけど良い?」

母「もちろん。人生の選択は、トライアンドエラーでしかないから。
トライして、違うと思ったらすぐ引き返せばいいよ。

エラーも人生の失敗じゃない。
シンプルに、今の自分に必要ないと気づくことだから、必ず次のトライに繋がるよ。

3ヶ月で帰国することになっても、留学に挑戦したことで得られる経験は、私たちに絶対に残るよ。
お金と時間は気にしなくて全然大丈夫だよ。
一緒に頑張ろう!」

娘「うん・・・。すごく怖いけど、やってみるかーーー。」

2日ほど時間を置き、娘の考えが変わらないことを確認して、エージェントに留学仲介を依頼しました。

さいごに

私は私で、夏頃から、責任ある立場の常勤医を辞める可能性が出たことを、勤務先と大学医局、同僚医師に伝え始めていました。
かなり珍しい職種のため、補充の医師は確保できず、胃が痛む毎日でした。

元夫や実家との関係は良好で、状況は逐一伝えていました。
全員、私たちの考えを尊重し続けてくれました。

次回は、娘に、当時と今の心境をインタビューしてみようと思います。
お楽しみに!

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