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【旅行記】マレーシア・クアラルンプールひとり旅7~Grabのドライバーさんとの会話・ホテルのスタッフの方との嬉しいやりとり~

人生初のひとり海外旅行でマレーシアに行ってきました。

マレーシアは、行くまではドキドキしたけれど、行ってみると暖かくて優しくて、システマチックで、ひとり旅にも最適な街でした!

沢山、良い思い出が出来ましたが、その一つが現地の方との会話です。

普段はオンライン英会話をやっていて、現地の方との会話は、変な言い方ですが、「リアルオンライン英会話」だなと思って、違和感なく話せました。

土地土地のモラルや考え方があるから、それの一端を感じられたときは嬉しかったです。


旅の始まりはここから↓

【帰りのGrabにて親切なドライバーさんと話した】


チャイナタウンでライブを見て、Grabを呼んでホテルに帰る。
なんだかよく分からない、ちょっとディープな雰囲気だから、怖くはないけど帰れないと困る。

夜だからちょっと心細い。
来るときにGrabの呼ぶ場所で失敗したので、今度は間違いなくここに呼びたい。夜のチャイナタウンで、右往左往したくない。微妙な名もなき場所で立っているから不安だ。

 背後の何でもない風景を写真に撮りドライバーさんに送った。土地勘がないから、どっち向きの車線に立ったら良いのかも分からないから、ドライバーさんの位置情報で、かなり迂回させていることが分かり、申し訳ない気持ちになる。

 しばらく迂回してぴったりの場所に車が止まった。ありがたい。

私:「こんばんわ。」
D:「こんばんわ。1人のお客さんを乗せるの珍しいんですけど、1人で旅行してるの?」

チャイナタウンで待っている時間の喧騒と打って変わって、静かな車内。
さっきまでの不安と打って変わって、安心感のある車内。

私:「そう」
D:「観光はどっかいった?」
私:「今日はイスラム美術館いきましたよ」
D:「どうしてマレーシアを選んだの?」
私:「日本人がやっているYOUTUBEを見て来たくなって。」
D:「あー僕も見てるよ~、あなたもYOUTUBEやってるの?」
私:「やってない、あ、でもミュージシャンなので、演奏の動画とか載せてるよ。」
D:「え?どんな音楽やってるの?」
私:「Jazzと打ち込みで、スポティファイとかに配信してるよ~。夫が、ベーシストで作曲もやってるの。」
D:「へぇ~なんて名前?」

名前を言う。

D :「きいてみるね。」
私:「いつかマレーシアでも歌ってみたいんですよ~。」
D:「そんなの、全然、いつでも歌えるって。」
私:「あなたはYOUTUBEやってる?」
D:「やってない、自分はただのしがないノーマルな人間だよ。」
私:「本当に~~?」ちょっと茶化してきいた。
D:「ははは、本当の自分の夢は〇〇なんだけど、、、」聞き取れなかったから、え?って聞いたけど、もう答えなかった。
D:「今はGrab運転してるけど、普段は(何かの)仕分けをしてる会社の1社員だよ。」
私:「へぇ、あなためっちゃ忙しいね。そして沢山お金稼いでるね~」
D:「ははは。マレーシアの料理は日本と比べて口に合う?」
私:「う~ん、ちょっと味が濃いかなぁ。日本食ってシンプルなものがおおいから、そう感じるのかも。」
D:「物価はどう?」
私:「モノによるかなぁ、、お酒めっちゃくちゃ高いね~。」
D:「マレーシアでお酒作ってないから、全部輸入だからね。」
私:「あなた普段お酒飲む?」
D:「いや、実はイスラム教徒だから飲まない。飲んで運転して、事故っても嫌だし、飲んでる暇があったら、こうやって運転してる方がいい。アメリカは物価高でしょう、大統領が変わってそういう政策にしたんだよね。」
私:「アメリカは高すぎて、今はいけないな~」
D:「だよね~、日本は今円安だもんね~。」
私:「そうそう、今、日本は海外からの旅行者がすごく増えてるよ~。10年前はそんなことなかったよ」
D:「日本へ自分もいつか行ってみたいんだけど、今回マレーシアに来るのに旅費はいくらかかった?」
私:「う~ん、私はひとり旅だから、追加料金があって、普通より多く払ってるよ」
D:「それでいくら?」
私:「ちょっと待って。」電卓をはじくも、日本円の合計を33で割って計算するところを、33かけてしまい、訳が分からない桁になった。
私:「う~ん、言えない、、、」とお茶を濁す。オッケーとなる。

でも、ま、金額の話しなくていいか。

私:「実は、マレーシアに来るのに一つ心配してたことがあって、私、左利きなのよ、来てから、いろいろ難しくて。」
D:「あ~なるほどね~。(だいたい、みんなここで止まる) 今日は、もう寝るだけ?」
私:「そうそう。」
(交差点曲がって) 
私:「私、オンラインの英会話で勉強してきたんですけど、、、、」
D:「あなたの英語、いいですよ」
私:「それで、今までムスリムの講師の方とも沢山話したことがあるんだけど、多くの人は紳士で、親切で、素敵な方が多いですね。いつも素晴らしいと思ってるんですよ。」と伝えた。

あっという間に着いた。

「ありがとう、TAKE CARE」というと、ドライバーさんはにっこりと親しみのある空気で、微笑んだ。うれしかったな。

現地の人と沢山話せた貴重な時間だった。一期一会。嬉しかった。

ホテルの前の道。ペトロナスツインタワーが見える。
ホテルの前の道。右側にはKLタワーが見える。

【ホテル帰宅】

2日目無事ホテル帰宅。

朝、掃除の人がチャイムをならして来た時、まだ私は部屋にいて、
「ごめんなさい、あと5分で出ますから」って慌てていたら、そのインド系の彼は、すごく礼儀正しく、手を前に組み、姿勢を少し低くして頷いていた。

申し訳ないので、チップを少しベッド脇のデスクへ置いていった。

帰ってみると、その場所に「THANK YOU」ってメモがあって、そして、部屋のお水や、アメニティーが最初より豊富に置かれていた。なんだか、嬉しかった。

見知らぬ国の方と気持ちが通じるって、なんて嬉しいんだろう。

沢山嬉しいことがあった1日になった。この旅行 中日、今のところ良い旅行になっている気がする。感謝。

(つづく)

お読みいただきありがとうございます!!


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