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組織で評価される人の特徴~その1

noteのメンバーシップ「QAエンジニアを楽しみたい」の掲示板にてコメントいただいたので、今回は組織で評価される人の特徴について私見を書きます。
QAエンジニアがメインターゲットではあるものの、他のエンジニア職にも共通するだろうと考えています。
※書いていたら長くなったので複数回に分けます。

その前に”評価される”ってどういうこと?

エンジニアは定義の話から始めがちなので、この記事でもそれに則って"評価される"ということについてまず考えてみましょう。

特に組織において評価されるというのは、半期や通期ごとにある評価で良い評定がなされ、職種が上位のものになったり、社内でのランクが上がったりすることをいうと考えます。

このとき、

  • 評価する側:上司やマネージャ

  • 評価される側:自分

という構図ができます。つまり、評価されるといった場合には必ず評価者としての相手がおり、かつ評価自体はその相手の主観に一定依存するものです。

かつ、今回の質問の意図を推察すると、

組織内に居る特定のAさんという相手から評価されるにはどうするか

ではなく

特定の評価者に限らず、もう少し広い範囲の相手に「このひとは優秀だよね」「より上位に上げても妥当だよね」と思ってもらうには。つまり評価者が変わってもある程度同様に良い評価を受けるにはどうするか

という問いだと捉えました。なので、前者の個別の対象に評価される方法というよりは、もっと広い範囲から評価される方法について考えます。


余談:サッカー元日本代表内田篤人氏の考え

内田氏の著書にあった話なのですが、内田氏がドイツで現役のサッカー選手をやっていたころに心がけていたのは、「監督が替わっても使われる選手になる」ことだそうです。
プロサッカーの世界は厳しく、チームの成績が悪ければ監督が解任されます。
そうなると、監督によって考え方や好みのスタイル、戦術などが異なるため、もともとスタメンで出ていた選手が監督交代でベンチに、ということも多々起こります。
そうした状況においても、監督ごとの考え方や戦術が違ったとしても「それでもこいつを試合に使おう」と思われるように意識して練習などを行っていたそうです。

今回の話をどんどん抽象化していくと、この「誰からも選ばれる」にたどり着く気がしています。


ここから、私が考える「評価される人の特徴」を複数回にわたって書きます。
前職ではマネージャ(課長)レイヤーにしてもらえたので、組織においてそれなりに評価してもらっていたつもりでいます。なので最低限の説得力はあるはずです。

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