【長男との会話】その2「これで星島家が続くでしょ」
「親の役割は、子供にきっかけを与えること」
というお話です。
先日、長男(小5)・次男(小1)と僕で
会話をしていた時のこと。
長男、次男のどっちがモテるか、
というたわいもない話になりました。
その時の長男の言葉をシェアします。
長男
「おれは彼女とか作るつもりはないから、
結婚もしないよ。
でもゆーくん(次男の名前)はモテるから
きっと結婚すると思う。
これで、星島家はこれからも続くね!」
僕
「‥へ??
そんなこと考えてるの??」
少なくとも僕は、小学生の時に
家が続くかどうかなんて
気にしたことは全くなかったので
ただただびっくり。
僕
「いつからそんなことを
考えるようになったの?」
長男
「この間、テレビを見てたら
家系図が出てきたんだ。
それで、おれかゆーくんに子供ができれば
星島家が続くなって思ったんだよ。」
僕
「へぇ~~。なるほどね。」
長男
「でも家督はおれが継ぐよ!
おれが長男だからね。」
僕
「そっか、この話を
じぃじが聞いたら喜ぶだろうなぁ。」
*
長男は小学校の図書館にある
歴史関係の本を全て読破するほど
歴史が大好きです。
戦国時代が特に好きで、
世継ぎ争いや
徳川家15代の話などから
「家を継ぐ」ということを
自然と理解していったのだと思います。
この会話は、
「歴史からの学びを、
自分自身に置き換えて考える」
ということから生まれたのだと思いますが
僕自身は彼に歴史を教え込んだことは
一切ありません。
歴史に触れる、というきっかけを
作ったのは僕ですが
後は長男自身が興味を持って
歴史に対する知識を深めています。
*
我々親世代の大事な役割は、
「子供にきっかけを与えること」
だと考えています。
子供の思考は大人以上に
豊かで柔軟で創造力に溢れています。
親世代の固定概念を簡単に、
いい意味でも悪い意味でも
ぶっ壊してくれます。
「こんな子に育ってほしい」
「スポーツはこれをやらせたい」
「本をたくさん読ませたい」
「〇〇大学には入れなきゃ、将来が心配」
「塾は何年生から入れなきゃ」
「英語くらい話せるようになってほしい」
などと親が考え、
毎日を習い事で埋められている子供を見ると
「本当に楽しんでやってるのかな?」
と心配になります。
*
令和の時代は、親世代が育った
昭和、平成の時代とは
全く違う時代になると言われています。
10年前、
スマホがこれだけ普及することを
想像できた人がほとんどいなかったように、
これからの10年はもっと大きく変化するでしょう。
そんな時代に柔軟に対応できる力は、
我々親世代よりも圧倒的に
子供のほうが優れています。
親世代の古い思考で
子供にいろんなものを与えるよりも、
子供が自分自身で考え
自分で決めて自分で行動できるような
きっかけを与え続けること。
そのきっかけとは、
新しい体験を子供に提供し続けることです。
そして子供が自分自身で時代の空気を感じ
自分の生き方を自分でデザインできるように
サポートしてあげること、
これこそが親に最も必要な態度だと
考えています。
子供が自分にとって大事なものを
見つけられる目を持てるよう、
成長するきっかけだけを与えて
後は信じて見守ること。
僕はこれからもこういう態度で
子供たちと関わっていきます。
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