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【長男との会話】その2「これで星島家が続くでしょ」

「親の役割は、子供にきっかけを与えること」

というお話です。

 
先日、長男(小5)・次男(小1)と僕で
会話をしていた時のこと。

 
長男、次男のどっちがモテるか、
というたわいもない話になりました。

その時の長男の言葉をシェアします。

 
長男
「おれは彼女とか作るつもりはないから、 
 結婚もしないよ。

 でもゆーくん(次男の名前)はモテるから
 きっと結婚すると思う。

 これで、星島家はこれからも続くね!」



「‥へ??
 そんなこと考えてるの??」


少なくとも僕は、小学生の時に
家が続くかどうかなんて
気にしたことは全くなかったので
ただただびっくり。

 
僕 
「いつからそんなことを
 考えるようになったの?」



長男
「この間、テレビを見てたら
 家系図が出てきたんだ。

 それで、おれかゆーくんに子供ができれば
 星島家が続くなって思ったんだよ。」



「へぇ~~。なるほどね。」

 

長男
「でも家督はおれが継ぐよ!
 おれが長男だからね。」

  

「そっか、この話を
 じぃじが聞いたら喜ぶだろうなぁ。」

 


 
長男は小学校の図書館にある
歴史関係の本を全て読破するほど
歴史が大好きです。

 
戦国時代が特に好きで、
世継ぎ争いや
徳川家15代の話などから
「家を継ぐ」ということを
自然と理解していったのだと思います。

  

この会話は、
「歴史からの学びを、
 自分自身に置き換えて考える」   
ということから生まれたのだと思いますが

 
僕自身は彼に歴史を教え込んだことは
一切ありません。
 

歴史に触れる、というきっかけを
作ったのは僕ですが
後は長男自身が興味を持って
歴史に対する知識を深めています。

  

 

我々親世代の大事な役割は、
「子供にきっかけを与えること」
だと考えています。
 

子供の思考は大人以上に
豊かで柔軟で創造力に溢れています。
 

親世代の固定概念を簡単に、
いい意味でも悪い意味でも
ぶっ壊してくれます。
 

「こんな子に育ってほしい」
「スポーツはこれをやらせたい」
「本をたくさん読ませたい」
「〇〇大学には入れなきゃ、将来が心配」
「塾は何年生から入れなきゃ」
「英語くらい話せるようになってほしい」

 
などと親が考え、
毎日を習い事で埋められている子供を見ると

「本当に楽しんでやってるのかな?」
と心配になります。



令和の時代は、親世代が育った
昭和、平成の時代とは
全く違う時代になると言われています。

 
10年前、
スマホがこれだけ普及することを
想像できた人がほとんどいなかったように、
これからの10年はもっと大きく変化するでしょう。
 

そんな時代に柔軟に対応できる力は、
我々親世代よりも圧倒的に
子供のほうが優れています。
 

親世代の古い思考で
子供にいろんなものを与えるよりも、
子供が自分自身で考え
自分で決めて自分で行動できるような
きっかけを与え続けること。
  

そのきっかけとは、
新しい体験を子供に提供し続けることです。
 

そして子供が自分自身で時代の空気を感じ
自分の生き方を自分でデザインできるように
サポートしてあげること、
 

これこそが親に最も必要な態度だと
考えています。
  


子供が自分にとって大事なものを
見つけられる目を持てるよう、

成長するきっかけだけを与えて
後は信じて見守ること。
 

僕はこれからもこういう態度で
子供たちと関わっていきます。

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