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セブでの英語のレッスンと私が感じたこと


2019年8月28日~9月6日の10日間 株式会社ワクワーク・イングリッシュさんの”語学留学×ラーニングジャーニー”というプログラムに参加しました。この10日間は、基本的に朝から夕方までマンツーマンの英会話のレッスンをしていただきました。教材を使っての英会話や外に出てセブの人に道(direction)やお店の場所(place)を一人で尋ねるレッスンをしていました。

前回は私が”語学留学×ラーニングジャーニー”に参加した理由を書かせていただきました。


続いて、今回は私がしていた英会話レッスンの紹介と感じたことを書きます。



1日目から英語のレッスンは始まりました。日本以外で英語を勉強するのは初めてだったので、不安しかありません。しかし、先生たちは、優しくてしっかりと英語を聞いて理解しようとしてくれる本当に暖かい人たちばかりです。そんな先生たちの元気すぎるくらいの明るさのお陰で、自分の英語力を気にせずに英語を話せて、時間が経つと最初の不安は無くなっていました。留学するなら本当にいい環境です。

レッスンは、1科目1時間なので1日7時間の英会話のレッスンを行います。午前中(morning~noon)はまず基礎的なことから始めて、夕方(afternoon)のレッスンの時に応用で街に出て習った英会話を実践するという流れです。レッスンの内容は、wh-の文法やcan、willなどの助動詞、長文を理解し先生に話すなど本当に基礎英語を勉強していました。

ちなみに英会話のレッスンの時はこんな感じ。マンツーマンでやってました。

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そして、午後のレッスンで2回ほど現地の人に道やお店の場所を尋ねることも経験しました。これは、やってみたいなーと思っていたことだったので不安よりもむしろテンション上がっていました。

勝手なイメージなんですが、どうせ片言の英語で道を尋ねても誰も教えてくれない。そっけない態度を取られて無視される。セブの方たちに対して、怖いイメージを持っていました。そう思いながらも、、、

いざ挑戦! ”Excuse me. Can you help me, please? I'm looking for ~"と道で歩いている人や座っている人に尋ねます! 

結果は・・・


なんと、私が尋ねたほとんどの人が親身になって道を教えてくれました。時には、「目的のところまで案内するよ」と一緒に行ってくれる人もいて、私がはじめに持っていた怖いイメージとは全く違いました。ワクワークの先生たちだけではなく、セブの人は優しい人が多い素敵な国だなーってその時感じました。

なぜ、怖いイメージを持っていたのかというと、私は一度セブ島に旅行できたことがあります。その時に友達から、セブの人はお金を盗んだりぼったくることがあるから気をつけてねと言われたことがあり、それからずっと怖い人が多いというイメージが取れずにいました。そして今回2回目のセブでもその考えがずっとあり、セブの人たちを疑いの目でみていました。

しかし、それは勝手な自分のイメージであってセブの方たちの本当の姿ではありませんでした。人間の思いこみは怖いです。経験したことがないのに、そうであると決めつけてしまう。今回の経験がなければ、セブの人は怖いセブの人は危ないというイメージが取れないまま生きていくところでした。

確かに、セブのタクシーなどでたまにぼったくられたりすることはあります。全てが良いという訳ではないですが、自分の思い込みだけで全てを決めつけてしまうのはよくないことだし、本当にそうなのかな?と疑うことは必要だなと改めて感じました。

そして、画質は悪いですがセブの人に道を尋ねている時の写真です。 離れて先生が私を見守ってくれていたのでその時に撮ってもらいました。これは確か、日本料理のお店を尋ねている時ですね。

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そして、夜になると現地の大学などに通っている同じぐらいの世代の子8人がワクワークのオフィスに来るので、その子たちと一緒にレッスンを行っていました。

この時間も合わせると10時間ぐらい英会話のレッスンしてたかも。その子たちとする英語のレッスンは少し違います。その時間は、まずみんなの顔が見えるところに座り、今日1日はどんな日だったのかを話します。例えば、幸せな1日だった、面白い1日だった、悲しい1日だったと。次に、なぜそれが言えるのかという根拠を話していくという流れです。楽しかったことを話す子もいれば、腹がたったこと悲しかったことを話す子もいました。

私も話していたんですが、私の基本は ”I felt happy in today.” happyがcalmやfunに変わるぐらいで、もっといろんなこと感じているのに単語を知らないからそれを伝えれないことが悔しくて、次の日とかに単語を調べて挑むんですが、その理由がうまく話せないという。もう悔しすぎました。

そして、他の子達が話しているのを聞いているんですが、時々ビサヤ語(フィリピンではタガログ語に次いで、2番目に話されている言葉)が混ざることがあるので何を言っているのか全くわからなくなってしまうんです。そんな状態なのに周りのみんなは笑ったりしていて、俺も笑いたい!なに話してるの!と心の中では叫んでいましたw

この1日を振り返ることってすごくいいなって感じました。なぜなら、1日を自分の感情を意識して振り返ることってあまりないので、反省するところとや新しい気づきなどがあって自分の頭の中をスッキリさせれるんです。プロジェクトのメンバーともやってみたいな。

その後は自由時間で先生と話したり、レッスン中に宿題が出ていたのでそれをしたり。

1日の流れは基本こんな感じなのですが、レッスンといっても日本のようにプリントに英語の問題が書かれてあって、答えを紙に書くというレッスンではありません。英語の問題が書かれたプリントはあるんですが、書いたりせずに先生とずっと会話するような感じです。

例えば、その時間のレッスンが自分のお気に入りのものを答え先生に質問する練習だったら、What is your favorite sports? と先生から質問され 
My favorite sports is baseball. と答える。その後先生がどういうところが好きなの?とか好きな野球選手は?などと質問がきて、話がどんどん広がっていくんです。もうずっと会話している感じでした。

日本の高校だと先生に渡されたプリントや教科書を使って、答えを書くだけで何かゲームをしながら英語を学んだりしません。音読をすることはあっても、誰かと英語で対話することはほとんどありません。

話すことが好きな私にとって、日本の学校で勉強する英語よりも圧倒的に楽しかったです。高校の時は答えばかりを求めていたから、英語が使えてるという実感があまりありませんでした。しかし、セブだと先生と英語で話すから英語が話せてるっていう小さな実感がありました。それが楽しさに繋がったんだと思います。そして会話の中でわからなかった単語をあとで調べて理解すれば、単語も覚えれるしこれだったら話す練習も出来て一石二鳥です。

また、英語だけの生活は初めての経験で最初は聞き取るのが困難だったんですが、日が経つにつれてほんの少しだけ聞き取れるようになってくるんです。聞き取れた英語を次の日に使ってみると案外通じて、これがすごく面白かった。ちょっと長い文を話せたぞって感じで。耳が慣れてくるんですかね。

そして、あ!ってなったことがあって、英語だけの生活を送る中で、自分が英語を聞くときの問題点を発見したんです。それは、私は英語を聞き取っているときに初めの文を聞かずに、途中から聞き取ろうとしていたんです。

例えば、What do you ~?やWhich food do you~?と質問をされたときに、一番大切なWhatやWhichを聞き逃して、途中から話を聞くことが多かったんです。だから、なにを聞かれているのかがわからなくて何度も、「もう一回言って」と言っていました。

これは恐らく、日本でも無意識にしてしまっていることなんじゃないかと焦りました。考えてみると、日本でも何回か人の話していることが理解できない時があって、もしかしたらその時も冒頭を聞き逃してる可能性があります。これはもうすぐに直します。意識しないといけない。

英語を話す中で気づいた自分の問題点でした。英語を話す生活で見つけた新しい気づきは、問題点だけではありません。

日本語では、敬語とかを気にして色々と考えないといけないから、たまに慣れていなくて変な表現になってしまう。英語だと、丁寧語は確かにあるけど日本語よりもそんなに気にしなくてもいい。だから、誰に対してもフレンドリーに話すことができるからそこが日本語と違うところだなーって感じました。

そして思うのは、最近はiPhoneやAIなどが出てきて英語もそんなに話せなくてもいいと言われているけど、やっぱり機械が話している言葉ってどこか人間らしい感情?気持ち?っいうのが伝わらないなーと。人間が話すからこそ伝わる気持ちがあるし、気持ちが乗っかった言葉が出てきます。そこが、人間にはできてAIには難しいことなんじゃないかな。

本当に伝えたいことがあった時に、AIに翻訳して相手に伝えてもきっと自分の伝えたい想いは相手に届かない。本気で社会を変えたいと思っている人は、その人の中にすごく大きな情熱があって想いがある。その情熱や想いがその人から出た言葉と同時に伝わるからこそ、共感をうむんじゃないかな。

本当に伝えたいことは、自分の言葉で言いたいもん。

だから、iPhoneやAIがあるからといって英語話せなくていいや!って考えちゃいけない。なーんてことを私は思ったりしている。

そして、「1週間ぐらいじゃなんの意味もないよ」とよく聞きます。確かに英語がめちゃくちゃ聞き取れるようになったわけでもなく、話せるようになったわけでもありません。文法もグチャグチャです。しかし、私は10日間の英語のレッスンが楽しくて英語が好きになり、英語を話すことで発見したことやこれまでに経験したことないことも経験することができました。すごく短い期間だったけれど、その時にしか味わえない自分の気持ちに出会えて、考えも変わりました。それだけでも十分収穫だったと思うんです。

だから、短くても意味ないことはないよ。意味を見つけるのは自分次第だ。

という言葉を添えて今回は終わりにしたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。




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