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神経質な人のためのテレアポのやり方

 皆さんは、自分の性格が仕事をする上で弊害になっているなぁと感じたことはありませんか?自分はかなり神経質でメンタルが弱いです。エムグラム*という性格診断ツールをやったら下記のようになりました。

  そんな僕が営業の仕事をしていた時にテレアポをしなければならない状況になりました。しかも新卒で入った僕が配置されたのは、社長と怖くて有名な営業エース級社員の間という地獄の席。
 自分のテレアポが周りに聞かれているんじゃないかという強迫観念にかかられ、受話器は重くなる一方。周りに人がいなくなるのをタイミングを狙いつつ、やっと決心がついて、受話器を持っても「出るな!出るな!」と祈り、繋がらなかったら「よっしゃー!!」と心の中で叫ぶ始末。
 もし担当者が出ても、声がどもり、会社名をなんども聞き返される。トークも「何を言ってるかわからない」と言われ、スクリプトを作っても受話器をとると頭が真っ白になる始末。
 こんな電話の仕方+そもそも受話器をとる心理的ハードルが高いためコール数が少なったです。当然、同期と比べても圧倒的なビリでした。
 今の自分がまた一からやることになったら、「向いてないから」と投げ出しそうですが、当時は他にできる仕事もなく、他の環境も知らなかったので、幸か不幸か続けるしかありませんでした。

 そんな僕でしたが、その後(嫌々?)1年半もテレアポの業務をすることになり、流石にそこまで毎日続けていくと苦手なりに少しづつ成長していくことができました。
 「テレアポなんてもう時代遅れだ」という人もたくさんいますが、現実としてまだやっている会社も多いと思います。そんな会社で苦手意識を持ちながら、テレアポを頑張っている人に向けて、自分が学んだコツみたいなことを3つにまとめてお伝えできたらと思います。

1. 心理的安全性を確保する
これが一番大切です。僕の場合は馬鹿正直に周りの視線が気になる自席でやり続けてストレスが溜まっていましたが、途中から声が聞かれないスペースや空いてる時間の会議室を活用して、自分だけの空間でテレアポをしたら、自信を持って話すことができ、飛躍的にアポ率は上がりました。家族や親しい友人と電話するときには緊張しないですよね。擬似的でもいいのでその状態にいかに近い状況に持っていくのかが大切です。転職してリモート業務が可能になってからは自宅でテレアポをしたりもしていました。
 こういう話をすると上司がいる場所でしないといけないと言う反論ももらいますが、テレアポはアポを取得することが目的のはずなので、そこは頑張って上司を説得しましょう。説得は1回ですが、その行動を取らないとずっと心理的安全性が確保されない環境でテレアポをしないといけなくなります。トーク内容をフィードバックするために横でやれと言われたら、スクリプトを作ってこれにフィードバックくださいといえば良い話です。

2. 自分の勝ちパターンを確立する
次の段階は自分の勝ちパターンを作りましょう。勝ちパターンと言っても難しいことはなく、うまく言った電話のトーク内容を繰り返してみて、何が相手に響いているのかをA/Bテストすることです。その真因がわかってくるとテレアポも楽しくなってきます。もちろん、相手によってトーク内容を変えることも大事なので、「こういう相手にはこう話す」と実行しながら自分だけの型を作っていくイメージです。テレアポは圧倒的に取得できないケースが多いので、1コールに一喜一憂せず、冷静にトークの内容を比較分析していくことが大切です。周りから色々アドバイスはもらうかと思いますが、参考程度にして自分の型を作り上げることが一番の近道なような気がします。

3. 他の人に教えてみる
これは後輩や部下ができたタイミングでのおすすめなのですが、2で作った自分の型を他の人に教えてあげると言うのが良いと思います。
大きくメリットは3つあって、
①他の人のフィルターを通すことで型の精度をあげられる
②教えた人が出した成果に自分が貢献している状態になる
③自分は教えるくらいテレアポが得意なんだという意識になってくる
「立場が人を作る」と言いますが、特に③が重要で、教える立場に立つことによって、しっかりしないとという気持ちになりますし、教えながら自分の型を自分の中で整理しながらアウトプットすることができます。

以上、誰かの参考になれば嬉しいです。

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