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「株は結局地合い」なのを前提として、投資の勉強をしたい人にお薦めの本

※半年ほど前に別の場所で書いた記事に冒頭部分と「相場環境が悪い時によくべき本」を加筆したものです。


基本的に個人投資家は、ニュースやいろんな統計を見ながらトレードをしています。そして経験を積めば積むほど「投資は結局地合いである」という結論にたどり着きます。


天才を除く凡人には、勝ち続けられる投資パターンは4つしかない


投資ブームの時に雨後のタケノコのように出てくる本(優待投資本とか雑誌特集の本)を除き、時の試練を耐えて残っている投資本で語っていることは極論すると4つだけです

①地合いがいい時に、一生懸命企業の業績を調べて、需給がいい株を買う(グロース株、モメンタム投資)
②地合いが悪いときはそもそも株は持たないかバリュー株に絞る(バリュー投資)
③地合いを考慮したくないなら、最初からレバレッジのかかってないインデックスの積み立て投資かバリュー株だけ持ち続ける(インデックス投資)
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④テクニカルを極めれば業績とか地合いとか関係ない。チャートだけみてトレードする職人になる。(テクニカル投資)

投資を「やってみたい」じゃなくて投資で「勝ちたい」人は、自分がどのタイプで戦うかをちゃんと自覚した上で、自分のタイプにあった勉強をした方がいいです

とにかく投資本はタイトルがひどくて普通に①のタイプも③のタイプも同じようなタイトルで売ってきます。前知識がないと、どの本を読んでいいかもわかりません。「知識を得るために投資本を読むための知識が足りない」という状態になりがちなので、ざっくり分類してみました。



相場環境がいい時に投資したい人が読むべき本


①は「オニールの成長株投資」と「ピーターリンチ」の本がバイブルと言われています。「オニール」流を日本向けにアレンジした本としては鎌倉本や浅香本があり、「ピーターリンチ」流を日本向けにアレンジしたのがエナフン本です。

ピーターリンチの本以外は、Twitterで検索したらコツを図解してくれているツイートがあるので買う必要はありません。さきにコツを知って、これを極めたいと思ってから買えばよいでしょう。

相場環境が悪い時に読むべき本

基本的にはありません(笑)

このタイミングでは先物投資以外はあまりお勧めできないからです。
あえていえばこの時期は投資せずにバブルの歴史と、「FRB」の役割について知っておくとよいです。

あまり話題になりませんが、この本読んでる人と読んでない人では投資における見通しが全然変わってきます。


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