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大谷選手が直面している「MLBのルール21」について

面倒くさいけど最低限は把握しておく。

Any player, umpire, or Club or League official or employee who places bets with illegal book makers, or agents for illegal book makers, shall be subject to such penalty as the Commissioner deems appropriate in light of the facts and circumstances of the conduct. Any player, umpire, or Club or League official or employee who operates or works for an illegal bookmaking business shall be subject to a minimum of a one-year suspension by the Commissioner. For purposes of this provision, an illegal bookmaker is an individual who accepts, places or handles wagers on sporting events from members of the public as part of a gaming operation that is unlawful in the jurisdiction in which the bets are accepted.

違法ブックメーカーまたは違法ブックメーカーの代理人と賭けをしたプレーヤー、審判、クラブまたはリーグの役員または従業員は、行為の事実と状況を考慮してコミッショナーが適切とみなす罰則の対象となるものとします。違法な製本業を営む、あるいはそのために働くプレーヤー、審判、クラブやリーグの役員や従業員は、コミッショナーにより最低 1 年間の出場停止処分を受けるものとする。この規定の目的上、違法ブックメーカーとは、賭けが受け入れられる法域で違法となるゲーム運営の一環として、一般の人々からスポーツ イベントへの賭けを受け入れ、賭け、または処理する個人を指します。

https://content.mlb.com/documents/8/2/2/296982822/Major_League_Rule_21.pdf



まあ今後この知識が役に立つことはおそらく一生ないし覚える必要は全く無いだろうけれど、せっかく聞くのでメモしておく。


声明がすぐに変更された背景


ドジャーズが所属する
カリフォルニア州はスポーツ賭博を禁止している。

MLBルール「ルール21」
 ・野球賭博に関与したら1年出場停止
 ・自分が所属するチームの賭博。永久出場停止
 ・違法スポーツ賭博に関しては野球であるかどうかにかかわらず
  コミッショナー権限で処罰の対象となる。

故に、当初の水原氏の説明では大谷にペナルティがかかるリスクがあった
 →ドジャーズの弁護士の判断で
  「大谷は何も知らない被害者だった」という発表に変えた

 
水原氏も
 ・野球には賭けていない(野球自体にかけること自体がアウト)
 ・違法賭博であることは知らなかった

と述べている。

水原氏が「違法だと知らなかった」って言うのは信ぴょう性ないな。そもそもカリフォルニア州はスポーツ賭博全面禁止してるんで、ドジャースのクラブハウスから合法なスポーツ賭博サイトにアクセスしようとしても「カリフォルニア州からはダメだよーん」と弾かれるとか、あるいはサイトに入れても、いざお金を賭けようと、クレジットカードを登録しようとした時点で、カリフォルニア州発行のカードも、日本の銀行のカードも蹴られる

合法なサイトなら、bets on credit、つまり売掛金が発生するような賭け方はできないんですよ。まあ、そこんとこはブッキーが水原氏に合法だってウソついて騙したんだろう

下手するとこれから連邦裁判で、なぜ自分の口座から違法賭博サイトへの送金があったのか、大谷選手自らdepositionと呼ばれる口頭尋問に応じなければならなくなるか、あるいは送金したお金の賠償を求める裁判を起こさないといけなくなる可能性大なので、参考人となる大谷選手と被告となる水原氏が直接コンタクトをとるのはダメです、って弁護人から言われての行動


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