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ポーランドメディアによるアゾフ連隊の評価

ロシア側に肩入れする陰謀論者の方々は、とにかくアゾフ連隊がISISのような強大な戦力であり、ウクライナ政府を実質的に支配していると強調しています。ウクライナを実質支配してるアゾフ連隊はネオナチ集団でありロシアはネオナチと戦っているのだ、という「ロシア側の言い分を100%真に受けた」人たちがいます。

彼らが根拠としているのは、アゾフ連隊がスポンサーがコロモイスキー氏で、これはゼレンスキー氏が大統領選挙に出た時にバックアップした人物だからです。この共通点を持ってウクライナ全体がネオナチであると主張しているわけですね。

算数さえできればこういう勘違いはできないはずなので、算数の必要性がとてもよくわかる事例となっています


というわけで、ポーランドメディアによるアゾフ連隊の分析がいくつか紹介されていたのでメモしておきます。

ネオナチの代表として陰謀論にひっぱりだこの「アゾフ大隊」について、ポーランドメのディアなら、ネオナチに加担する義理もなくロシアに肩入れすることもなく、まあまあ公平に見られるんじゃないかなと、なんとなくは思います。 知らんけど。

https://twitter.com/LazyWorkz/status/1505198403306749955


元もとのアゾフ連隊はサッカーのフーリガン出身でみな極右思想


アゾフ連隊の最初のエンブレムを見ると、実際に戦慄を覚える。アゾフ海の波とウクライナの国家シンボルであるトリゾマに加え、明らかにネオナチ運動と関連する2つのエンブレムが描かれているのである。

ドンバスでの紛争が始まると、ウクライナでは義勇軍の大隊が結成されます。そのうちの40人は、極右組織の活動家とサッカーのフーリガンで、主にハリコフ出身ですが、キエフ出身者もいます。彼らはロシア語を話す人々で、戦前はロシアの極右勢力と密接に連絡を取っていました


政治的にやや危険な組織であることは間違いない

「アゾフ運動」は、準軍事的な基盤を持つ社会・政治的な構造であることに変わりはない。彼らは今起こったことを待っていた - 彼らは訓練を受け、民間人を訓練した。彼らは退役軍人であり、武器を持っています。彼らは、ウクライナは2014年に戦った人々によって支配されるべきであると確信している

彼らは戦争をしている国の中で活動しており、この30年間、政治的な正しさの訓練を受けていないことを念頭に置いてください。この30年間、政治的な正しさの訓練を受けていないのです

実際に他の大隊よりも人数が多く重装備だが、それでも旅団規模になることはなく、規模で言うとごく一部に過ぎない

大隊は連隊に成長し約千人に。一時期は2〜3千人規模になり旅団にしようという話もありましたがうまくいきませんでした。彼らは、内務省に所属する憲兵隊のようなウクライナ国家親衛隊に入りました。しかし、彼らは自らを特別な連隊と位置づけ他の警備隊よりも多くの重装備を持っています。

しかし、キエフにある領土防衛大隊は、事実上、彼らが支配しているトップ2です。ドニプロにも中隊があり、ハリコフにもベラヤ・チェルキエヴァにもイワノ・フランキフスクにも中隊がある。ロータ、つまり中隊は100人。これは、戦いに動員されている何十万人ものウクライナ人の大海の一滴に過ぎない


結局アゾフ連隊はネオナチなのか?について

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