単発的・短期的なコンテンツとして消費される人とじわじわと人気をつけていく人の違い

ちなみに私ははてなブログでずっとブログやってますが、完全に前者でした。

これについては推しの子の27話の絵がほんとにわかりやすく説明してくれてるのでぜひ紹介しておきたいです。みんなも無料期間の間に25話~27話だけでいいので読んでみてください。

この話は「炎上」について扱ってるわけですが

炎上でなくても今ネットで注目を集める人ってだいたいこういう構造になってるよねってのが1ページで紹介されてます。

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ネットで何か騒動などが起きてる時に140字ですごい簡略化した説明をしてくれる(雑な)まとめがよくバズりますがこれも同じ原理。

単発でバズるだけなら簡単で中身のない空っぽな人間でもできる

単純化すれば、「ゆたぼん」少年や石川さんのkutooなんかがバズったのもこれと同じ構造ですね。

みんなが答えを求めてる時に「正しいか正しくないかはともかくとして」これが答えだ!ってそれっぽい意見を断言口調で言いきればと一時的にみんなが注目を集めることができます。

何かモヤモヤしてる女性に対して「こうやって社会に怒りをぶつければいいじゃない」っていう答え。「共感性が高い意見」を提供したのがあのkutooであったり、ゆたぼん少年であった、というわけです。

言ってることが正しいかどうかは全然関係なくて、「共感性が高い」「スカッとできる」内容であればなんでもいいわけです。極論すれば何か共通の敵を持てるような言い分の方が短期的には受けがいいです。

なぜかというと、ネットを見ていて、自分で答えを思いつかなくて他人に答えを求めるような人たちは無責任だからです。無責任なので現実的な答えは求めてません。ただ何かを殴ってスカッとできる方が楽しいんです。


ただこの手の共感系バズは基本的にあまり質がよろしくない人間が集まってくる

こういうコンテンツは一時的にすごく伸びますし、炎上上等と開き直れる強いメンタルがあればYoutubeであっても2年~3年くらいは結構いけるみたいですね。なぜなら注目が集まるというだけでそれを利用しようと人が寄ってくるから。

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まぁだいたい、この状態に群がってくる人たちってろくでもないですけど。


ただし、こうやって集めた注目をどうやって持続できるかというと別の話になります。まして注目を集め続けたうえで尊敬されるのは至難の業


私は単発でいいなら10万PVを超えるような記事は年に数本は書いています。それは上のような状態で、もめごとに対して、わかりやすく「共感できるような言い方で答えを示す」ことができれば割と簡単に達成できます。みんなその話題で答えを求めてるので、そこで答えを出せば話題の中心地になれば勝手に人が寄ってくるからです。あとはその話題の大きさ次第ですね。

ただし、私のような凡人はそれで終わりです。

普段からそのワンイシューについて語っているわけではない。普段はあくまでアニメや漫画について語ってるただのオタクです。見に来た人は他のコンテンツを見て興味がなかったらすぐに去っていきます。


自分の実力と関係のないところで得たバズに執着すると、人間として大事な部分が壊れるような気がする

ところがまあ、何かの話題で当てた後にその注目が自分の実力だと勘違いしたり、その注目を逃すまいと執着人たちもいるんですね。

その人たちは、偶然つかんだ流れに全力で飛び込みます。自分をその流れと一体化させようとするんですね。

石川さんの場合、フェミニズムを真剣に考えてたわけじゃないと思います。まともに勉強したこともないでしょうし、内心ではフェミニズム自体にはあんまり興味がないのだろうというのはツイートから駄々洩れですよね。
でも、なんか一発当たったから急ごしらえでフェミニズムを真剣に考えてるふりをしだした。せっかくつかんだ流れを逃すまいとしがみついている。でもそれだと間に合わないから男と闘ってるポーズを取ろうとわざと男にケンカを売ることで注目を維持しようとしています。

継続的に共感され続けるのは普通の人には結構難しいし、普通の人がこの共感や尊敬を継続しようとすればどんどん「下の層」「頭の悪い層」をターゲットにしてどんどん偏っていかざるを得ないんですが、この人たちはそれを平気でできてしまうんですよね。

サイコパスとまでは言わないけれど人間としてどこか大事なところのブレーキが壊れているように私には感じます。

このひとにとっては「kutooの流れ」そのものより「自分がkutooの第一人者」であるということが大事なんですよね。多くの人がkutooは石川さんがリーダーじゃなければ支持できるのに……と思っているでしょうが彼女は絶対にそれを手放したりしません。この執念というか注目されることへの渇望は本当にすごい。

「注目されるためなら、他の人のことや、本来の自分自身でさえどうでもいい」というところまで割り切って中身空っぽの張りぼてのままで戦い続けられる人ってなかなかいないと思う。あれ、ずっと自分を偽り続けているようなものなで、普通の人なら数か月で精神を病むと思います。

岡崎京子の「ヘルタースケルター」のような状態をずっと続けてるようなものであり、それが続けられているというだけで結構すごいなと思ってます。

私は記事がバズったとき、バズってうれしいと思う反面、過剰な注目を受けるとすぐにしんどくなってしばらくブログを休んだりしてしまいます。全く読まれないのは嫌だけど、注目されすぎるとすぐにヘタレてしまうからなおさらそう思います。

絶対にまねしたくないけれど、素直にすごいんですよね。なんか石川さんをバカにしてる人多いですし、実際あんまり頭はよくないと思うんですが、あそこまで突き抜けてると私はもうなんか恐ろしさすら感じます。


凡人パターンとしては藤田〇典氏が挙げられます。
この人は自分が支持されている間はすごい調子に乗りまくっていたけど、逆風が吹いてたらすぐおとなしくなっちゃったじゃないですか。また活動再開してますが、以前のようなイケイケぶりがなくなってねこぱんちみたいになってしまいました。ふつうはこうなんですよ。

あの人はそういう意味でも「ちょっと調子に乗りすぎてしまっただけの普通の人」「詭弁や保身がひどいだけの本当に普通の人」なんだなって逆に親近感沸きますね。親近感沸きすぎて同族嫌悪がひどいので石川優美さんの100倍くらい嫌いですけど。

専門性がなくても注目され続ける人は、徹底的に人の求めに応じて偏ったポジショニングを取り続ける精神性が必要で、なかなかふつうのひとには難しいと思いますね。


まとめ:この記事で何が言いたかったかというと

①専門性がある人やスキルがある人は放っておいても注目されるようになる可能性が高い。この人たちは何の問題もない
②専門性がない人は「ネットの話題に答えを提供する」ことで短期的にバズることは可能
③人によってはバズったときに自分をそのバズの一部にしてしまえるくらい壊れた人たちがいる。人間として大事な部分が何かしら壊れてしまっているのでちょっと怖い。
④①のタイプのインフルエンサーなら良いが、③のタイプのインフルエンサーは基本的にクソだから近寄ってはいけない。


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