他人の幸せ

やっとnoteを書く気になる出来事に遭遇した。

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久々に会った同世代の友人から結婚し、新たな伴侶は妊娠中との報告が突然あった。
友人の告白は最高に嬉しかったが、本人たちも喜んではいるものの極々親しい少数にしか伝えていないと。

何故なのか。
彼は3年前に前妻を亡くした寡夫。最初は再婚を周囲に伝えたが「前妻を亡くした直後に何をしているのか」「前妻がかわいそう」等の心無い発言を複数受けた結果らしい。

その話を聞き自分は直ぐに怒りを露にした。そこには居ない、そのバカどもに。

そして友人には「お前さんが不倫をしていた訳でもなく、葬送が全てが済んで落ち着いた後に新たな出会いがあり、安らぎをくれた素晴らしい女性と共に今後を歩む決意をした事に、例え親兄弟でも文句は言えない。他人の幸せを祝福出来ず、口から糞を垂れるヤカラは根こそぎ切ってしまえ。」(口から糞~のくだりは映画フルメタルジャケットを意識してないとは言い切れない笑)と話をした。
続けざまに「例えば亡くなったのが前妻さんではなくお前さんだったとしよう。そして成仏出来ずにその辺でプカプカ浮きながら残った前妻さんを見ているとしよう。お墓や仏壇の前で毎日泣き崩れて憔悴したまま幾日も過ごす前妻さんの姿を見たらどう思う?『オレの事なんか忘れて幸せになってくれ』と思うだろ?前妻さんも同じだよ。だからこの結婚と懐妊を祝福出来ないヤツは友達でも何でもない。自信を持って幸せだって言えよ。」と伝えた。

今、我々が生きている世界はその通り『生きている人』しかいない。生きている人の幸せだけを追求して何が悪いのか。故人への感謝とほんの少しの望郷に近い想いをふっと掘り起こすタイミングはあるだろうけど、それでいい。その上で『今』なのだ。

彼の幸せを素直に祝福出来ない人は、その大いに間違ったヒューマニズムを激しく悔いたらいいと思う。
そして自分は彼の幸せを全力で応援するだけだ。

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Hちゃん!おめでとう!!
ゴッドファーザー(名付け親)は任せておけ!!!笑

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