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Méxicoについて3ヶ月が経ちました。

今年の1月にメキシコに到着し、早3ヶ月が経ちました。

おかげさまで到着してすぐに院もみつかり、少しずつですが患者さんも来られるようになってきました。

多くの方に協力していただいてこんなにスムーズに進んでいきました。

いつもたくさんの方に支えられているなと改めて感じました。

ありがとうございます。

実はメキシコにくるのは約2年ぶりで、それまでも3年ほど住んでいました。

ですので実際は知り合いもいましたし、土地勘もある程度はあったので久しぶりに帰ってきた、という感じです。

今回の来墨は明確な目的があり、それは

メキシコに日本の東洋医学を広げる

ということです。

といいますのも、僕が初めてメキシコに来た時は2016年の春で当時は別の院で働いていました。

そこに来られる患者さんの中には、日本で働いていた時と同様に肩こりや腰痛といった慢性症状の方も来られていましたが、実際メキシコ人が一番多く訴えてくる症状は

「慢性胃炎」「逆流性食道炎」「不眠」「糖尿病」「高血圧」

などでした。

鍼灸というのは本来慢性疾患に強く、病院で治らない症状なども改善することは全然珍しくありません。

鍼灸師の資格を持っていて目の前でそれらの症状に悩む患者さんを治療しないというのは、それこそ宝の持ち腐れです。

よく理学療法士さんが現場では本当はこれをした方が患者さんがよくなるのに、医師の指示が全然違ったことを言ってくるので、それが歯痒くて独立するような感じだと思います。(おそらくそれに近いと思います)

しかし、ただ資格を持っているだけではまったく意味がありませんし、実際に目の前の患者さんの症状を改善させないといけません。

メキシコにたくさんあるこれらの慢性症状に強く、多くの症例を扱っている日本の鍼灸院で自身の経験と知識を深めるために一度日本へ戻り修行してきました。

先日もメキシコ人の患者さんから「日本人と私たちの体ではやっぱり治療の仕方が違うの?人によって手足の長さとか違うし、、」と質問されました。

じっさい院にはさまざまな国の方がこられます。

メキシコ人、フランス人、ドイツ人、タイ人、インドネシア人、イスラエル人、そして日本人。

手足の長さや体のおおきさは実際違いますが、同じ人間です。

内臓の数やその働きはどこの国の人でも同じです。

初めて海外で治療したのは、カナダ人で五十肩の症状でした。

最初日本人以外を治療する時「宇宙人でも治療するような感じなのかな」

と考えていたことを今でも覚えています。

言葉や文化も違うのにしっかり治療できるかなと不安に思っていましたが、なんとか症状を改善することができました。

そして患者さんからも「こいつ(僕)は言葉はあまりわかってないが、体のことはよくわかっている」と言われたのを覚えています。(もちろんその言われたことさえ理解していなかったので、通訳してもらいました)

その経験があり、「あ、外国人でもやっぱり人間の体は同じなんだ」と強く思ったのでした。

さきほど話したようにさまざまな国の方が来られますが、大事なことは患者さんの困っている症状を解決するということ。言葉も大事ですが、しっかりとした知識と技術・経験をもって目の前の患者さんに真剣に向き合うこと。

よく思うのですが、患者さんは僕がスペイン語をペラペラで話して体のことを説明することよりも、間違いなく鍼灸の効果を期待しています。

患者さんに来てもらわないことにはそもそも症状は改善できないので、スペイン語である程度コミュニケーションをとることは必要ですが、呼ぶだけ呼んで(集客だけして)しっかり改善させないということは、よくないことだと思います。

治療80%:スペイン語20%

くらいでやっています。(もっとスペイン語勉強しろ!)

これができさえすれば、場所はどこでも関係ないと思います。

患者さんに正直に、自分の仕事でもある鍼灸を通して社会貢献することが自分の使命だと思っています。

メキシコには鍼灸を必要としている人が本当にたくさんいます。

しかしそれを施す側がほぼほぼいない状態なので、苦しんでいる方がたくさんいます。

まだ再スタートして、3ヶ月。

これからたくさん苦労やさまざまなことを経験していくかと思いますが、この想いを忘れずに、楽しみながら日々過ごしていきたいと思います。

Website⇨https://lacasadep.wixsite.com/mysite

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