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鍛冶屋のオヤジが9.11テロ陰謀論を2分で解決した話


For the undying 9/11 MORONIC JET FUEL ARGUMENT

https://m.youtube.com/watch?v=FzF1KySHmUA

この動画、何年も前から知ってるけど、もしかしたらYouTubeで一番好きかもしれない笑

全編英語で字幕も一切付いてないので、英語が苦手な人向けに内容をざっくりと解説すると、「鍛冶屋のオヤジが9.11テロ陰謀論を即行で解決!」というもの。

前提として、世の中には9.11テロがアメリカ政府によって仕組まれた陰謀だと考えている人々が一定数存在する。

彼等の代表的な主張の一つが「"ビルに衝突した飛行機のジェット燃料が炎上した時の熱でビルの鉄骨が溶けたために、ビルが崩壊した"とアメリカ政府が説明しているが、ジェット燃料が燃える程度の熱ではビルの鉄骨は溶けないので、これはフェイクだ!」というもの。

そこで動画のオヤジはビルの鉄骨と同じ素材の鉄棒を用意して、ジェット燃料が燃える時とほぼ同じ温度で熱した。
そしたら、少しの力で鉄棒はいとも簡単に折れ曲がってしまった。

要は陰謀論者達の言う「鉄骨が溶ける温度」というのは「鉄骨が融解する温度」のことであって、単純に鉄骨をぶっ壊すだけなら、それよりもずっと低い温度で事足りるということ。

言葉のかけ違いというか何というか。

最後にオヤジがブチ曲げた鉄棒を投げ捨てて「お前らはいい加減、陰謀論から卒業して職を探せ!」って言ってるの、毎回笑ってしまう。


と、ふざけるのはここまでにして。

来年であのテロから20年が経つと思うと、正直、恐ろしい。
96年生まれの僕は当時はまだ幼く、小学校にすら入っていなかったが、当時のブラウン管テレビで観たニュース映像は今でもハッキリと思い出せる。

恐らく、僕より上の世代の人々にとってはより強烈な記憶となっているだろう。

多くの人々が命を落とし、結果、アメリカという国そのものを決定的に変えてしまったのだ。

その後、ブチ切れたアメリカの報復によって、イラクとアフガンは国そのものが崩壊し情勢が著しく悪化。

やがて、不安定な情勢は中東のより広域に広がり、それはイスラム原理主義の台頭を招いた。
そして、イラクからシリアに逃げ延びた元バアス党員達を含む原理主義者達によってイスラム国が結成。

その結果、多くの殺戮が行われた。

この事件がきっかけとなり、多くの人々の運命を狂わせた事実はこの上なく重い。

せめて、犠牲になった人々が安らかに眠れることを願う。


※僕は専門家の類ではないので、この記事で扱った事実関係に誤りがありましたら、ご指摘頂けますと幸いです。


西山 佳樹

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