No.01「たくさんの人達から愛されていた君へ」
初めて君と腹を割って語り合ったあの夜をよく覚えている。
夜道を歩きながらお互いの半生を語り合った。
正直、びっくりするような話もあった。
でもその時、君は破天荒にも見えるけれど、実際は人一倍繊細でとても優しい子なんだなって思った。
そして、僕よりひとつ年上だった君は僕にとって姉貴分のような存在になっていった。
君は僕が知らなかったことをたくさん教えてくれた。
「一緒にインドに旅行しよう」って君は冗談半分で言っていたけれど、僕は本気で行くつもりだったし、とても楽しみ