変種ルール: 盤面には最初から答えの一部が表示されています

ほとんどのロジックパズルに適応できる変種ルールが、上記のタイトルになります。

こんな変種ルールを採用することは普通はありません。理由はハッキリと分かりませんが、興醒めしてしまう所があったり、美しくないと感じてしまうからだと思います。

でも、このようなルールを当然にしているパズルがあったり、こっそり忍ばせてあるパズルがあったりします。

数独(Puzzle Square JPへのリンク)は、当然のように盤面に最初から答えの一部が表示されていることがあります。
正確には、パズルとして成立させるためになくてはならない数字と、余剰ヒントとしての数字に分かれています。

数独と同じような例で、パッと思いつくパズルがしろまるくろまるになります。

他にも数コロ波及効果や、パイプリンクミラーリングタイルシンカミノとんとんべやなどがあります。フィルオミノもそうかもしれない。

チェンブロの話

チェンブロのパズルを作っていた時に、最初から答えの一部を表示することが許されていたらいいな〜、と思いました。具体的には、最初から盤面に数字のない黒マスを配置したり、白丸のあるマスは必ず白マスになります、というルールを追加したり。

こいういうルールだったら、思い通りにパズルを作れたり、深みのあるものが作れたり、単純に複数解を回避しやすかったりするのに。

ただ、自由にパズルを作れないという制限があってこそ作るのが楽しくなったり、黒マスを配置すると何だか負けたような気分になってしまったり、美しくないと感じてしまったりします。

パズル全体の話

puzz.linkに登録されているパズルの中で、初期配置に答えの一部が含まれているものは、ざっと調べてみると意外と少ないなと思いました。パズル全体の中では少数派になるのかもしれません。

私が新しいルールのパズルを作るときにも、初期配置に答えの一部を含めることがあります。このことで疑問を感じることがあって、どんなパズルがそれを許されて、どんなパズルが許されないかということです。パズルのルールが全く同じでも、盤面や記号の表現の仕方で感じ方が変わってきたりもします。

パズルに対する人間の感覚的な部分が色濃く出ているな〜、という内容の話でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?