18歳の僕が,40日間の入院を経て固めた決意


先日,ある方とインタビュー・対話を7時間させてもらった.
そのことがきっかけで,思い出したことがある.
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それは,ちょうど10年前の今頃,熊本の病院で18歳の時に,40日間入院した経験だ.

17歳の頃から原因不明の慢性的な体調不良,頭痛,めまい,腰痛,希死観念などに悩まされていた僕は,絶望していた.症状の一つに仙骨神経周辺の神経痛(違和感)があった.神経因性骨盤臓器症候群という病名がついた.その治療のために,新潟から遠く離れた熊本で入院したのだ.
不安な僕の心境を知ってか知らずか,病院の看護師さんや一緒に入院していた患者さんは可愛がってくれた.
中には,大腸がんで余命宣告を受けたお兄さん,クローン病になり一生食事制限をしなければならないお兄さん,前立腺がんで生殖器を取り除かざるをえなかったおじいさんも居た.
でも,みんな優しかった.本当に優しかった.
大変であろう自分のことを差し置いて,僕に温かな笑顔を見せてくれた.
1年後,この世にいるかどうかも分からないのに,それでもなお,あのお兄さんは僕に「君まだ18歳なのに,大変だね!!」と声をかけてくれた.

僕はその人達に,人間の力強さ,温かさを見た.
いつか,この人達のように「強く優しくなろう」と決心した.
そして,症状改善のために「自分にできることはなんだろう?」と,考え実行することに努めたのであった.

そして10年経った.
僕は自分に問う.調子はどうだろう?...
今,こうして存在できるのは,熊本の病院で出逢った人たちのお陰なのだと強く思う.
体調はというと,とても元気だ.僕は,病を乗り越えることができた
(どれくらい元気かというと,ベンチプレス60kg上げたり,炎天下に1週間の車中泊をするくらい.元気すぎて困る)
そして,病を克服した経験は僕の宝となったのであった.

最後に.
これをよんだあなたが...もしも原因不明の病に苦しんでいたとしても大丈夫.心配ない!それは必ず良くなる.
なぜなら僕も治ったから.ここに生き証人がいる.
大丈夫.どうか自分の力を信じてあげてください.

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