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MANAGE by RENOSYの紹介

はじめに

こんにちは!新卒でGA technologiesに入社し、3年目を迎えましたRENOSYエンジニアの吉田です。SUPPLIER by RENOSYAGNT by RENOSYに続いて、私が開発リーダーを担当している、MANAGE by RENOSY(以下、MANAGE)について紹介させていただきます。

プロダクトについて

MANAGEは、弊社グループのRENOSY ASSET MANAGEMENT(以下、RAM)にて活用されているプロダクトです。不動産業は売買・仲介・管理など役割によって会社が異なるのですが、RAMは不動産の管理を担う会社です。

全体像

弊社はグループ全体で投資用不動産の仕入れから販売、管理に関わる全てのサービスを提供しており、そこに関わるプロダクトは自社で内製しています。その中でも、MANAGEは弊社で物件をご購入いただいたオーナー様に物件の引き継ぎを行う承継業務(※)から賃貸管理に至るプロセスの業務効率化を担うプロダクトとして弊社ビジネスの最も下流で業務を支えています。一言で賃貸管理といっても、さまざまな部門があり弊社プロダクトの中で、最も関わるメンバーが多いプロダクトと言っても過言ではありません。それゆえに、機能が非常に多い点がMANAGEの特徴とも言えます。

※:売主の管理会社から管理の引き継ぎなどを行う

賃貸管理の全体像

機能紹介

先述の通り、MANAGEには多くの機能があります。今回はその中から重要な機能をいくつか紹介します。

家賃送金自動計算機能

物件をお預かりする際、管理プランによって毎月オーナー様に送金する金額が変わってきます。そこでMANAGEには過去に販売していた管理プランを含め、数種類の管理プランを登録することができ、入居状況などから自動で送金額を計算する機能が実装されています。サブリースプランのように毎月定額を送金する簡単なロジックから、複雑な計算が必要な管理プランまでMANAGEを担当するエンジニアが実装を行なっています。さらに、オーナー様が負担されたエアコンなどの設備交換費用は金額が大きいため、一括での引き落としや支払いだけでなく、毎月の家賃送金から相殺をすることができます。その相殺分を毎月の家賃送金から自動で差し引くことが可能になっています。

家賃送金作成画面

募集・申込管理機能

当たり前ですが賃貸物件から入居者が退去すると家賃収入が0になってしまうため、できるだけ空室期間を短くする必要があります。そのため、次の入居者を募集する業務は非常に大切な業務です。MANAGEには募集を管理するための機能と、募集に申込が入った場合の申込を管理するための機能があります。募集では、駅前の不動産などで見かけるマイソクと呼ばれるチラシを作成する機能があります。機能は全て内製しているため、マイソクのデザインや文言等のアップデートは迅速に行うことが可能です。
申込管理機能では、賃貸借契約書の作成から初期費用の請求管理など全てMANAGE上で行えるようになっています。

マイソク作成画面

家賃入金消し込み機能

賃貸管理には多くのお金の流れと確認業務がありますが、代表的なのは毎月入居者様から入金いただく家賃の確認です。賃貸借契約で決められた賃料を毎月ご入金いただけているかを確認する機能として入金消し込み機能があります。銀行から入金データをCSVで書き出し、MANAGEにインポート。生成した入金賃料データと同じくMANAGE内に登録されている賃貸借契約のデータを照らし合わせることで、経理チームが入金をチェックしています。毎月の家賃入金履歴を一覧で確認することができ、入金に過不足がある場合は気づけるような仕組みになっています。

入金消し込み画面

こちらで紹介した機能は、数多くある機能のごく一部になります。このような機能が多く組み合わさって、賃貸管理業務を効率化している雰囲気を感じ取っていただけるとうれしいです。

技術スタック

MANAGEで使用している技術スタックについて紹介します。

  • Frontend

    • JavaScript

    • Vue.js

  • Backend

    • Ruby

    • Ruby on Rails

    • Sidekiq

  • Infrastructure

    • AWS

  • Database

    • PostgreSQL

  • CI/CD

    • CircleCI

  • Other

    • Docker

開発チームの紹介

現在MANAGE開発チームは、私と21卒1名、22卒1名の非常に若いメンバーで構成されています。全てのメンバーがエンジニア初心者としてBootCamp(※)でプログラミングの基礎を学び、MANAGEチームに配属され開発をしています。
エンジニアとしてのキャリアはまだ短いですが、それぞれのメンバーが現場からの機能追加の要望にお応えするために、時には現場の方に直接ヒアリングを行い賃貸管理の業務知識をつけながら日々開発を行なっています。

※:GAテクノロジーズ独自のエンジニア育成プログラム

今後の目標

MANAGEが開発された当初は、コンパクトマンション(※)の管理のみを対象としており、プロダクトとしての前提は今も変わっていません。しかし、事業が拡大していくなかでコンパクトマンションだけでなく、アパート1棟や弊社以外が販売した物件をMANAGEで管理したい要望が何回も上がっています。現在はその要望にお答えすることができていませんが、今後、管理する対象を柔軟に増やすことができるようにするために、どのようなことが必要かMANAGE以外のチームの開発者とも議論して実現できるように動いていきたいと思っています。

※:1Rや1Kなどの単身向けマンション

最後に

MANAGEはRAMの賃貸管理を支えるプロダクトとして、多くの機能を追加してきました。
直近で開発した機能は、RAMの業務効率化に貢献することができています。その一方で、開発当時と現在の業務フローが変わってしまった影響で、使い勝手が悪くなってしまった機能や、開発スピードを優先した結果、技術的負債になってしまっているコードなど様々な課題があります。その中で一つ一つ技術的負債を改善し続けることや、現場からの機能改善の要望にどうすれば答えることができるかと日々考えることは非常にやりがいのある開発業務となっています。これからも、現場に貢献し続けることができるように技術力を高めて、機能追加が容易にでき、不具合のないようなプロダクトづくりを続けていきたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
GA technologies に興味を持ってくれた人は会社説明資料もあるのでよろしければご覧ください。
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