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シモキタと私 1
(本記事は,2022年3月14日に Facebook に投稿した内容の再掲です)
シモキタ再開発
下北沢エリアに来て早8年、まさに再開発で移りゆく下北沢を目の当たりにしてきたけれど、下北沢の長い歴史を踏まえれば私なんぞ新参者中の新参者で、どちらかと言えば「新しいシモキタ」を歓迎する気持ちの方が強い。
もちろん好きな店やエリアがなくなっていくのは悲しいが、再開発とは無関係に、コロナ禍の影響でこの街を去っていったのだなと思しき商店を見ると、耐震などとは別種の、この街ならではの「脆弱性」も垣間見える。
混沌の街
実際再開発でどんどん便利になっていくし、特に子供ができて娘と一緒に下北沢に行くことも多くなって、日に日に「子連れで過ごしやすい」度合いが高まっていくのを肌で感じている。街の雰囲気というか、個性も決して失われていっているわけではない、と少なくとも私には思える。
確かに開発で「綺麗」にはなったけれども、きっと「シモキタ」の歴史の引力が、「綺麗」な箱の中に他とどうやっても混ざりきらない「異端」を呼び込んでいるのだ。それがある以上この街のこの街らしさは変わらないし、また逆に変わり続ける中で常に「新しい個性」を生み出すことになるだろう。それが混沌の街、下北沢の個性であり、「昔の混沌」は「新しい混沌」に取って代わられるのだ。
このままどれくらいここに住み続けられるか分からないが、娘が将来「故郷」として自慢できるような街であり続けてほしいと思う。
追記
そんなこと言ってたらこんな発表が:
やはりこの街は混沌、そしてクラフトビールがよく似合う。私がシモキタに移住した理由の少なからぬ部分を占めるのもクラフトビール。発売が嬉しみだ。
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