【MtG】一万円レガシー参入録 導入編
こんにちは、こんばんは
初めまして、よしかげと申します。
1.はじめに
現況
6、7年前までスタンダードを追いかけ、競技レベルの大会によく参加するほうだったのですが、今ではすっかり大会に参加することもスタンダードを追いかけることもなくなってしまいました。
レガシーも続けていましたが、最近のカードパワー上昇と発売スパンの短さなどで環境を追えなくなり、レガシーに関してもモチベーションの低下
MtGに関してもアリーナで対人ドラフトをやる程度、たまに友人にデッキを借りてレガシーの大会に参加する程度、年齢とともにだんだんとMtGへの関心が無くなっていくんだろうな思うようになっていきました。
2.出会い
2022年の7,8月ごろ、たまたまnoteで下記の記事を読みました。(引用させていただきます)
定期的に話題になる、一万円でレガシーができるのか否かのような記事かと思ったのですが、前提自体が違っていたので、かなりそそられる内容でした。
環境についていけないこと、マンネリ化など、モチベーションにつながらないことが何なのか、なんとなくわかった気がした。
変化や新しい発見、右に倣えではない、自分なりの考えを導き大事にしていくことが大事になるんだと
とは言ったものの、実際8~11月までそこそこ忙しかったので、すぐ着手することができなかった。
忙しいこともそうだが、やはり目標や締め切りが無いと動けない人間なので、そこを決めるところからスタート
案外、目標は近場にあるもので、私の住んでいる地域で開催されているそこそこの規模のレガシーの草の根大会が12月某日に開催されるので、
その大会をターゲットに仕掛かり始めた。
3.机上
まずはコンセプトを決め、取捨選択しながら進めることにした。
このあたりをベースに、使いたいカードをピックアップし、構築を考えていく。
・レガシーでしか組めないデッキにする
レガシーでしかできない。レガシーフォーマットを選択する理由の一つになると思う。
シングルを見ていくと≪煙霧の連鎖≫が割と安くなっていた。
1枚750円で発見し、4枚でも3000円になり、これを軸に模索し始めることにした。
そうなると当然、≪セッジムーアの魔女≫や≪ウィザーブルームの初学者≫が必要となる
≪ウィザーブルームの初学者≫の場合、黒緑になり≪緑の太陽の頂点≫が使いたくなる。なんとなくニックフィットがいいかなと検討を進めていくと・・・
やはり、予算オーバーしてしまった。
≪緑の太陽の頂点≫は900円程度、4枚で3600円
2種類で半分近く使ってしまい、細かいパーツや2色土地を妥協しても満足できる内容にならない。
また、兄弟戦争で≪悪魔の意図≫が再録されたことで買いやすくなったが、それでもだめだった。
ニックフィットを選んだ理由の一つとして、≪ギックスの残虐≫を使えば、2章で≪煙霧の連鎖≫サーチ、3章で≪ウィザーブルームの初学者≫墓地から戻し、コンボを開始するという動きを考案し、なかなかよさそうだなと考えていたが、ターンをまたぐ動きが悠長だなということで断念
次に≪セッジムーアの魔女≫をメインに模索を進める
≪若き紅蓮術士≫を加えて、スペル連打で横に展開し、たまにコンボを狙うデッキもありだなと、≪信仰無き物あさり≫≪発掘≫≪陰謀団式療法≫と好きなカードも使えることもあって、前向きに検討を進めようと考えていた。
しかし、出てくるトークンはしょせん1/1、あまりにも線が細く、≪濁浪の執政≫だけで負けそうだった。
≪僧院の導師≫も検討し、一気に打点が上がるが、3マナの除去体制のないフィニッシャーでは難があるなと感じた。
予算もメインのみでギリギリとなり、サイドに不安要素が残る。
よさそうな雰囲気はあったが、≪煙霧の連鎖≫以外はモダンで組めそうだったので今回は候補から外した。
・新セット(兄弟戦争)のカードが使いたい
11月の発売前だったので、予約価格を見ながら、使いたいカードをピックアップしていった。
・苦々しい再会
・ファイレクシアのドラゴン・エンジン
・ギックスに拾われし者、ミシュラ
このあたりがよさそうだと目を付けた、もし使われない神話なら値下がりするだろうし、レアもそんなに値上がりしないはずと思っていた。
≪セッジムーアの魔女≫と≪若き紅蓮術士≫でトークン増やして≪苦々しい再会≫の速攻で一気に畳みかけたり、≪ギックスに拾われし者、ミシュラ≫に速攻付与、≪ファイレクシアのドラゴン・エンジン≫を≪発掘≫で戻して合体しようとするデッキはなかなかよさそうだと。
しかし、値下がらない。。。
12月に入って、≪ギックスに拾われし者、ミシュラ≫が値上がり傾向だ、このままでは使うことすらできない。
次に試作系を検討してみたが、ただの生物を出すだけではレガシーを戦い抜くパワーが足りない。
≪霊体の横滑り≫を使うのも考えたが、悠長すぎるし、≪濁浪の執政≫が超えられない。≪秘儀の代理者≫も唱えたとき限定なので、想像より使い勝手は悪い。
兄弟戦争は今のところ使えるものが見当たらないので、断念
・最近のレガシー以下でしか使えないカードが使いたい(トランスフォーマーやUnfinity、統率者レジェンドなど)
最近のトレンドを追いかければすぐ見つかり、安く手に入りやすい
今だと、イニシアチブ、アトラクションあたりが候補
・イニシアチブ
今でこそ主流になっているが、私が考え始めた当初はまだMO(Magic Online)に実装されていなかったため、一部で話題になっていた白系を使ってみようかと検討していたところ、MOの実装後、爆発的にシェアを伸ばし、価格も上がってしまった。MO実装されなければワンチャンあったかもしれない。
・アトラクション
楽しそう、アトラクションの内容をいろいろ見ていくとワクワクした。
しかし、検討していくにつれ、アトラクションだけでは勝てないことを察した、ターン1誘発はアトラクションが増えようと、悠長すぎる気がしてしまった。
ここまで検討してみて、予算内でレガシーを組み、勝とうとするのはやはり難しいのか、使いたいカードが値上がりしていく様子に悔しい思いをしている。
アプローチの方向を一度変えてみることにした。
4.完成化
まず、デッキを2色化してしまうと、土地に予算を回さないといけない、果たしてそれは本当に費用対効果があるのか。を検討した。
特殊地形を入れることによって、≪不毛の大地≫や≪血染めの太陽≫、≪基本に帰れ≫が効いてしまう
自分がやりたいことをする前に阻害される可能性が高い。それは避けたい。
まずは基本土地構築とすることで相手の特殊土地対策を機能不全にし、ちょっとしたアドバンテージをとるように決めた。
そして、自分のやりたいことは何か、この低予算の中で自分が表現できることは限られている。じゃあどうするのか
逆に相手やりたいことをさせなければいいんじゃないか?
まずは相手を阻害し、こちらの土俵に誘えばいいんじゃないか
ハンデスを使えば、簡単に阻害できて、ランダムのハンデスなら運次第で有利に立てる。
打たれたら嫌なマナコストも軽い、ご存知≪トーラックへの賛歌≫がある
1ターン目からトップギアで動けば有利が取れる可能性が高くなる。
白赤イニシアチブも同じような考え方のはず
≪暗黒の儀式≫を≪古えの墳墓≫や≪金属モックス≫の代わりのように使おう。
トップギアから相手の手札をズタボロにしたり、ハンデスで相手のリズムを崩し、こちらの土俵に連れ込もう。という妄想のもと、デッキのベースが決まった。
後は脇を固めるカードを決めるだけ
早速リストを作成し、友人に第一稿を送る
≪saw in half≫はちょっと高かったので、すぐ却下した。
暗黒の儀式を強く使えるような形にし、後半の息切れをイニシアチブによりサポートする形
トップギアから≪ダウスィーの虚空歩き≫で逃げ切ることもできる
イニシアチブを奪われたとしても≪ミシュラの工廠≫で取り戻しやすくできるように準備
若干白系のイニシアチブをメタって、メインから≪戦慄の朗詠者、トーラック≫を3積みしている
今見ると実質4マナが9枚で割ともっさり感が残ってしまった
相談しフィードバックがあるのは非常に助かる。相談はやり得だと思う。
友人のアイデアでイニシアチブのみではやはりアドバンテージに差が出そうだということで≪血の署名≫≪残忍な騎士≫をデッキの候補に加えることができた。
第二稿
≪残忍な騎士≫はサイドの予定としてリストを作成、細かい内容の変更のみで一旦カードをすべて注文した。
届いたカードをスリーブに入れ、一人回しを始める。
友人に相談しながら、サイドボードなどを決めていった。
完成
カードが届いて大会までの期間は4日、一人回しなど、カードを触れた時間は実質4時間程度
対人戦は全くやっていない、こんなので果たして勝負することができるのか
大会編へ続く
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