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50代 転職記⑤

転職して1年3ヶ月が経ち、今の心境を書こうと思う。

まず転職して良かったどうかであるが、これは明確に「良かった」である。

前職では、どう見ても自分の扱いが「終わった人」という扱いであったのに対し、現職では、期待されているという感触があり、仕事に対するモチベーションが保てる。

1年3ヶ月が経過したタイミングで、役職も与えて貰い、ますます期待されている感が増してきている所であるが、逆にプレッシャーも増してきている。

前職では役職も無く、ある意味、お気楽な社員だったのは否めないが、そもそも新たな事にチャレンジしようと思い立っての転職である。
一般的には、役職定年となる年齢を過ぎているのだが、拝命を受けたからには、やるのみである。ダメなら潔く退けば良いだけ。

プライベート的には、住宅ローンを完済し、子供があと数年で就職という状況であり、経済的に少し余裕が見えてきている事が、心に余裕をもたらしている。
この点は、正直なところ、仕事をする上で、そして人生のチャレンジをする上で、かなり大きいと思う。失敗しても失うものが無いとまでは言えないけど、失敗したら、また別のチャレンジをすれば良いだけ、という気持ちなのである。

今までの経験を買われて採用されているわけだが、あまり、前職ではどうだったとか、このケースではこうすべきとか、押し付けがましいことは言っても嫌われるだけだと、身をもって経験もした。転職して最初のうちは、どうしてもこれらを言ってしまっていたんだけど、やはり相手に響いている感は全く無く、逆に自分から離れて行くような感じだった。恥ずかしながら最近知ったんだけど、こういう人のことを、世間では「ではのかみ(出羽守)」と言うらしい。。

処世術としては、素直で謙虚、誠実に人の話を聞く。これが一番ではないかと思う。そして、自分に言い聞かせているのは、「批判しない」「否定しない」「指摘しない」の3つ。前職では、40歳位まで、斜に構えてこれらをしていたことが、最も自分の評価を下げていた原因だったのではないかと反省している。

さて、これからである。
仕事で期待されていることは確実であり、それに応えようと、休みの日も度々仕事をするようになっている。元々、仕事を抱え込んでしまう傾向があるのは自分でも自覚しており、前職でも、我ながらうんざりしながら仕事していたのである。これでは同じことの繰り返しであり、何とかしないといけないのだが。。

体力的にも無理の効く年齢では無くなってきており、身体を壊すリスクも頭をよぎるが、そうならないよう、ワークライフバランスも取りたい。ではどうするか?

やはり、いかに人に頼むか、助けてもらうかだと思う。リモートワーク中心なのだが、仕事を効率的に進めるには、日頃から雑談でも、色んな人と話して愛想を振りまき、繋がりを広げておくことが、助けてもらう事にもつながるのだと、改めて認識している今日この頃である。

そして、自分は何を目指しているのか?
最後はこれである。歳をとってボケたら人生何もできなくなる。そうならない為にも、仕事は出来るだけ続けたいと思っている。今までの仕事は、本当に苦行のようなものだったが、これからは、やり甲斐や楽しさを追求しながら、同じ仕事にこだわらず、続けて行きたいと思う。まずは、採用していただいた今の会社で。
ではまた。

以上

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